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NBA

「あの時は『まだ俺の番じゃないのか』って気持ちだった」テイタムがファイナルMVPへの想いを語る「必ず受賞するんだと確信している」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.12.04

アキレス腱断裂のケガから回復途上のテイタムが今後の野望を語った。(C)Getty Images

アキレス腱断裂のケガから回復途上のテイタムが今後の野望を語った。(C)Getty Images

 昨季のプレーオフでジェイソン・テイタムがアキレス腱断裂の重傷を負ったボストン・セルティックス。エースを欠いた状態で新シーズンを迎えた元王者は、開幕3連敗と苦しいスタートとなった。それでも、翌戦から3連勝で巻き返すと、直近9戦では7勝2敗と調子を上げている。

 チームを引っ張るのは、キャリアハイの平均29.0点、4.8アシストに6.0リバウンド、1.14スティールをマークするジェイレン・ブラウン。

 さらにシックスマンから先発に昇格したペイトン・プリチャードが平均17.1点、4.3リバウンド、4.7アシスト、デリック・ホワイトが平均16.3点、3.9リバウンド、5.1アシスト、1.65スティール、1.30ブロックで支え、現地12月3日時点でイースタン・カンファレンス6位の12勝9敗(勝率57.1%)と、プレーオフ圏内に浮上している。

 そんななか、双子の元NBA選手、マーキーフ・モリスとマーカス・モリスのポッドキャスト番組『The Morris Code』に、テイタムがリモート出演。相棒ブランへの想いや今後の野望について語った。
 
 テイタムとブラウンは、どちらもオールスターに複数回選ばれた実績を持つリーグ有数のウイングプレーヤー。ただ、オールNBAチーム選出回数についてはブラウンが1度(2023年の2ndチーム)なのに対し、テイタムは5度選ばれていて、昨季まで4年連続で1stチーム入りしている。

 その一方、セルティックスが2024年にフランチャイズ史上18度目の頂点に立ったプレーオフでは、ブラウンがカンファレンス・ファイナルMVPとファイナルMVPの両タイトルを獲得し、スポットライトを浴びた。

 昨季まで8シーズンをともにプレーした相棒の栄冠について、テイタムは次のように語った。

「優勝できた瞬間はとにかく興奮していたんだ。(ブラウンのファイナルMVPについて)不愉快な思いなんて全くなかったし、動揺することもなかったね。本音を言うと、『なんだ、まだ俺の番じゃないのか』って気持ちだった。自分はいずれファイナルMVPを獲ると信じているから、もう一度優勝しないといけないってことさ」
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