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NBA

ウォリアーズがリーグトップタイの6勝目!ペイトン二世を指揮官が称賛「彼がスパークを与えてくれた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.04

ウォリアーズの勝利に貢献したペイトン二世。レジェンドの父を彷彿とさせる堅守で存在感を放っている。(C)Getty Images

ウォリアーズの勝利に貢献したペイトン二世。レジェンドの父を彷彿とさせる堅守で存在感を放っている。(C)Getty Images

 現地時間11月3日(日本時間4日)、NBAは11試合が行なわれ、ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームでシャーロット・ホーネッツと対戦。114-92で勝利し、今季の成績をリーグトップタイの6勝1敗とした。

 この日は現在リーグ得点王のステフィン・カリーが今季最少の15得点と停滞。代わって勝利の立役者となったのが、ジョーダン・プールとゲイリー・ペイトン二世の2人だ。

 3年目のプールは、今季全7試合で先発を務める22歳の有望株。思い切りのいいシュートを武器に開幕から活躍を続けてきたが、この一戦はとりわけ3ポイントが好調で、試合を通じて自己最多の7本を成功(試投16本も同最多)。チームトップの31得点に加え、スティールも自己記録を更新する4本をマークした。

 一方のペイトン二世は、その名を聞いてピンとくるオールドファンも多いだろう。父は1990~2000年代にかけて17年間NBAで活躍し、先日発表された“リーグ創設75周年記念チーム”にも選出されたレジェンドだ。

 ポイントガードとして史上唯一の最優秀守備選手賞に輝いたほか、9度のオールディフェンシブ1stチーム選出(94~02年)と、堅守を売りにした父と同様、ペイトン二世も粘り強い守備でチーム内での居場所を掴みつつある。
 
 この日は第1クォーター残り4分を切ったところでコートに立つと、さっそく守備でスティールを記録。同1分34秒には速攻から強烈なワンハンドダンクを叩き込み、本拠地のファンを沸かせた。このダンクは同日のリーグTOP10プレーの1位に選ばれている。

 ペイトン二世は後半もコートに立つと、第4クォーターの勝負所で勝利につながる好プレーを連発。最終的にすべて今季最多の14得点、5リバウンド、3スティールをマークし、コートを後にする際にはファンからスタンディングオベーションを浴びた。

 試合後、ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、ペイトン二世を称賛。「我々はスパークを求めていて、彼が与えてくれた。彼は多くのエネルギーをもたらし、ほかの選手の士気も高めてくれる。もっとプレーする必要があるのは確かだ」と今後のローテーション入りの可能性も示唆した。

 これまでなかなかNBAに定着できず、Gリーグで100試合以上の下積みを経験してきた28歳の苦労人は「何分でも何秒でも構わない。ただチームのためにプレーをするだけ」と謙虚な姿勢を崩さない。それでも、現役時代の父のニックネームにちなんで“ヤング・グローブ”と称されると笑顔を見せていた。

 クレイ・トンプソン、ジェームズ・ワイズマンら、本来の主力を欠きながらも開幕7試合で6勝と絶好のスタートを切ったウォリアーズ。その好調の裏には、ディフェンシブ・レーティングでリーグ1位の堅守を支えるプールやペイトン二世らの働きがあるのは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部
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