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NBA

ネッツを撃破したテイタム擁するセルティックスを識者が絶賛!「本物のチャンピオンシップ・コンテンダー」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.04.27

テイタムは攻撃面でチームを牽引しただけでなく、守備でも相手エースのデュラントを封じ込めてシリーズ勝利の立役者になった。(C)Getty Images

テイタムは攻撃面でチームを牽引しただけでなく、守備でも相手エースのデュラントを封じ込めてシリーズ勝利の立役者になった。(C)Getty Images

 現地時間4月25日、ボストン・セルティックスはブルックリン・ネッツとのプレーオフ ファーストラウンド第4戦を116-112で制し、無傷の4連勝でカンファレンス・セミファイナル進出一番乗りを決めた。

 ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンを擁するセルティックスと、ケビン・デュラント、カイリー・アービングというオールスター選手を擁するシリーズは、開幕前から注目を浴びていたが、予想外のスウィープ(4連勝)で決着がついた。

「僕はチャンピオンシップの道のりというのは、決して簡単なものではないと思っている。ベストな相手と対戦しなければいけないからね。だから自分たちはその挑戦を引き受けたし、タフ(な戦い)になることは分かっていた」とシリーズ後に語ったテイタムは、さらにこう続けている。

「それが僕らにとって良かったんだと思う。僕らはスウィープで退けたけど、第1戦はブザービーターの決着で、第2戦は17点ビハインドからの逆転勝利だった。第3戦は残り8分で5点差だった。どの試合もタフだったけど、僕らは最初から最後まで集中していた」

 テイタムは4試合で両軍最多の平均29.5点、7.3アシストに4.5リバウンド、1.8スティールと大活躍。さらにブラウンが22.5点、5.3リバウンド、4.3アシスト、2.5スティール、マーカス・スマートが16.5点、4.0リバウンド、7.0アシスト、1.3スティール、アル・ホーフォードが13.0点、7.5リバウンド、2.0アシスト、グラント・ウィリアムズが11.0点、4.0リバウンド、1.5ブロックと、5選手が平均2桁得点を残した。
 
 テイタムが振り返ったように、シリーズはいずれも7点差以内で決着しており、勝敗以上にタフな戦いとなったことは間違いない。そのなかで、セルティックスはチーム一丸となった強固なディフェンスを駆使してネッツを封じ込み、4勝を手にした。

 翌26日。かつてニューヨーク・ニックスなどでHC(ヘッドコーチ)を務め、現在はNBAアナリストとして活動するジェフ・ヴァン・ガンディが『WEEI』の「The Greg Hill Show」へ出演し、両チームによるシリーズをこのように総括していた。

「私はスウィープになるとは見ていなかった。ただ、彼ら(セルティックス)は明らかに良いチームだ。この3か月で、本当に良いチームになっている。だから私はこの結果に驚いてはいない。彼らは支配していたのだからね。そしてケビン・デュラントをスウィープしたことは間違いなく信じられないこと」

 セルティックスはデュラントに平均26.3点を許したものの、フィールドゴール成功率わずか38.6%(32/83)、3ポイント成功率でも33.3%(7/21)に抑え込み、計21本ものターンオーバーを誘発し、キャリア初のスウィープ敗退へと追い込んだ。
 
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