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NBA

「毎晩プレーしなければ」欠場が目立つレナード&ジョージにルーHCが発破。元NBA選手も「難しいことじゃない」と賛同<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.08.14

休みがちなレナード(左)&ジョージ(右)。ルーHCは「健康で調子がいい時は毎晩プレーしなければ」と課題を指摘する。(C)Getty Images

休みがちなレナード(左)&ジョージ(右)。ルーHCは「健康で調子がいい時は毎晩プレーしなければ」と課題を指摘する。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・クリッパーズはカワイ・レナード&ポール・ジョージの2枚看板を擁しながら、直近2シーズンはプレーオフ不出場、1回戦敗退と思うように結果を残せていない。チームを率いるタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)がレギュラーシーズンの重要性を説き、元NBA選手のリチャード・ジェファーソンとチャニング・フライがルーHCの真意について見解を述べている。

 クリッパーズは2019年夏にレナードをFA(フリーエージェント)で、ジョージをトレードで獲得し、悲願の優勝に向けて大きく動き出した。だが、結成初年度はカンファレンス準決勝敗退、翌年はカンファレンス決勝敗退、2021-22シーズンはプレーオフ不進出、そして昨季は1回戦敗退と、目標には手が届いていない。

 その要因は、レナードとジョージが頻繁に負傷離脱を余儀なくされていることが大きい。レナードは右ヒザの前十字靭帯の手術を受けた影響で2021-22シーズンを棒に振り、昨季もレナードがレギュラーシーズン30試合、ジョージも26試合を欠場。フェニックス・サンズとのプレーオフ1回戦でもジョージが右ヒザの捻挫で全休、レナードも右ヒザの捻挫によりシリーズ第3戦以降はコートに立てず、劣勢のチームを救えなかった。
 
 レナードはこれまでサンアントニオ・スパーズ時代とトロント・ラプターズ時代にリーグ優勝を経験し、キャリア通算勝率はマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ/73.95%/670勝236敗)、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス/73.58%/660勝237敗)に次ぐ歴代3位の73.57%(462勝166敗)と、コートに立てば確実に結果を残す選手だ。しかし、レナードとジョージが同時出場したのは、クリッパーズ移籍以降の総試合数のうち25%にも満たず、“宝の持ち腐れ”状態が続いている。

 クリッパーズは、チームを率いて4年目を迎えるルーHCの契約最終年となる2024-25シーズンの契約を保証。指揮官はレナード&ジョージを中心としたスモールボールのラインナップ改善を視野に入れるなかで、現ロスターの課題を指摘しているとも取れるコメントを発した。
 
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