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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】2位のヤクルトは山田不在がどう影響するか。中日・大野は今季初勝利のチャンス?

氏原英明

2020.07.28

今季いまだ未勝利の大野だが、投球内容は改善してきている。次回登板は初勝利の可能性も。写真:金子拓弥(THE DIGEST編集部)

今季いまだ未勝利の大野だが、投球内容は改善してきている。次回登板は初勝利の可能性も。写真:金子拓弥(THE DIGEST編集部)

●巨人-DeNA(東京ドーム)
28日(火)菅野智之ー井納翔一
29日(水)戸郷翔征ー濵口遥大
30日(木)メルセデスー大貫晋一

 7月14日から続いていた連勝は、原辰徳監督の誕生日だった22日に中日に敗れて7で止まったものの、2位ヤクルトと3.5ゲーム差で首位をキープする巨人。7連勝中の17~19日にスウィープを食らわしたDeNAに対しては、現在トータルでも5勝1敗で、圧倒的に優勢と見ていい。初戦先発の菅野は、対DeNA戦の登板は今季初めて。昨季2被弾と苦手にしていた筒香嘉智(現レイズ)がいなくなって投げやすくなったか。また、戸郷はここまで3勝1敗、メルセデスも目下2連勝中と好調で、今回も3連勝する可能性は十分にある。

 一方、日曜日の対広島戦では6点差をひっくり返されたDeNAは、再び勝率5割を割った。ラミレス監督への采配に批判が集まっているが、佐野恵太やオースティンらの活躍で、ここ5戦連続で5得点以上と打線は好調だ。気がかりなのはクローザー山﨑康晃の不調で、日曜は曾澤翼に逆転満塁ホームランを被弾して3敗目。防御率は実に8.74と、昨季のセーブ王とは思えぬ不振ぶりだ。ラミレス監督は満塁弾を打たれた後も「うちのベストのリリーフ」と信頼を寄せており、不振脱却が待たれる。
 
●ヤクルトー阪神(神宮)
28日(火)イノーアー秋山拓巳
29日(水)原樹理ーガルシア
30日(木)高橋奎二ー藤浪晋太郎

 2位・ヤクルトと3位・阪神はわずか1ゲーム差。チームの中心である山田哲人に加え、リリーフの寺島成輝や代打での出場が続いていた雄平が登録抹消された。打線にやや迫力を欠いた状態での戦いとなり、劣勢な感は否めない。このところリリーフ陣は安定しているだけに、なんとかリードしている状態で終盤を迎えたい。

 一方、26日の中日戦で3点差をひっくり返し、3位に浮上と勢いのある阪神は、ここ4試合で3本塁打と当たっている4番・大山悠輔の活躍に期待したい。5~25日に12試合連続安打を放ち、Aクラス浮上の立役者となった糸原健斗が、23日に右手有鈎骨骨折で離脱しただけに、打線における重要度はさらに増している。また、3戦目には藤浪が23日の広島戦に続き、2試合目の登板を果たす。前回登板では6回に満塁本塁打を浴びて負け投手となったものの、5回までは無失点と好投していた。今度こそ2年ぶりの白星に期待したい。
 

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