プロ野球

【ドラフト候補ランキングベスト50:21~30位】津森や宇草など即戦力が集結。及川は素質だけなら上位

2019.10.12

サイドハンドから力強いストレートを投げ込む津森。即戦力との呼び声が高く、外れドラフト1位で指名される可能性も十分にある。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 10月17日に行われるプロ野球ドラフト会議。今年も多くの注目選手が存在しているが、果たして「本当の実力者」は誰なのか。立ち位置を明確にするために、高校・大学・社会人・独立リーグのカテゴリーを一括りにしたランキング・トップ50を紹介していく。

 すでに紹介した1~10位11~20位の候補生は上位指名で消えていく可能性が高いが、今回登場する21~30位の選手は3巡目前後になりそうだ。好素材も眠っており、彼らがどんな順位でどの球団が獲得しに行くのか。そうした予想をするのも面白いだろう。



21位:飯塚脩人[投手・習志野高]
 
(いいづか・しゅうと/右投左打)※プロ志望届未提出
 習志野でもロングリリーフとして躍動し、今年のU-18W杯では守護神として活躍。センバツで準優勝した時はフォームに無駄な動きが多かったが、この夏は見違えるようにスムースになった。大学進学が有力視されており、1年生から主力として活躍する可能性は高いだろう。
■タイプ診断:#本格派 #リリーフ適性

22位:片山勢三[一塁手・パナソニック]
(かたやま・せいぞう/右投右打)
 体重105kgの社会人No.1スラッガー。バッティングは140km台後半のスピードにも振り負けない力と柔らかさがあり、逆方向にも長打を放つ。今年は春先から不調が続いているが、貴重な右の大砲だけに、貧打のチームは喉から手が出る存在だろう。
■タイプ診断:#長距離砲
23位:津森宥紀[投手・東北福祉大]
(つもり・ゆうき/右投右打)
 リリーフタイプの本格派サイド右腕。跳ねるようなフォームから投げ込むストレートは打者に恐怖心を与える威力がある。今年は打ち込まれる場面が目立つが、本調子であれば1年目から中継ぎとして期待できるだろう。
■タイプ診断:#リリーフ適性 #即戦力

24位:及川雅貴[投手・横浜高]
(およかわ・まさき/左投左打)
 豪快な腕の振りが魅力の本格派左腕。今年のセンバツの乱調で評価を落としたが、素材の良さは申し分ない。しっかりとフォームを固めることができれば、見違えるようなボールを投げる可能性は十分にあるだろう。
■タイプ診断:#ダイヤの原石 #本格派

25位:宇草孔基[外野手・法政大]
(うぐさ・こうき/右投左打)
 今年の東京六大学を代表する外野手で、大学日本代表でもリードオフマンとして活躍した。高いミート力に加えて大柄ながら抜群のスピードが魅力。スローイングに強さがないのは難点だが、外野手としての総合力は高い。
■タイプ診断:#巧打者 #俊足