虎の怪物ルーキーが度肝を抜く一撃を放った。
5月28日、メットライフドームで行なわれている西武ライオンズ対阪神タイガースの一戦。この試合で魅せたのは、6番ライトで先発出場した阪神の大型プロスペクトである佐藤輝明だった。
規格外のパワーは序盤から際立っていた。2回表に相手先発右腕の高橋光成からセンター後方への特大アーチを放つと、チームが1点を勝ち越した6回表には左中間へのソロホームランを打ち込んだ。
そして、この日、最大の見せ場が来たのは、土壇場の9回表だった。阪神が相手クローザーのリード・ギャレットを打ち込んで7対7として迎えた2死1、3塁の絶好機で打席に立った背番号8は、カウント1-2と追い込まれてからの4球目を捉える。
ややインコース寄りにきた速球をジャストミート。右中間方向へと飛んでいった打球は高々と舞い上がって、あっという間にスタンドの中段へと入った。
外国人投手の速球に負けず、打った瞬間にそれとわかる打球を放ったパワーもさることながら、ポテンシャルの高さと千両役者ぶりは驚異的というほかない。さらに試合後のヒーローインタビューで「チャンスでしたけど、とにかく自分のスイングをすることだけを考えていた」と語るクレバーさも恐るべしである。
セントラル・リーグの新人では、1958年の長嶋茂雄以来となる佐藤の離れ業で、逆転に成功した阪神は、10-7と快勝。セ・リーグ優勝を飾った2003年以来の12球団最速30勝を決めた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】驚愕の1試合3ホーマー! メットライフドームを切り裂いた佐藤輝明の逆転3ランはこちら
5月28日、メットライフドームで行なわれている西武ライオンズ対阪神タイガースの一戦。この試合で魅せたのは、6番ライトで先発出場した阪神の大型プロスペクトである佐藤輝明だった。
規格外のパワーは序盤から際立っていた。2回表に相手先発右腕の高橋光成からセンター後方への特大アーチを放つと、チームが1点を勝ち越した6回表には左中間へのソロホームランを打ち込んだ。
そして、この日、最大の見せ場が来たのは、土壇場の9回表だった。阪神が相手クローザーのリード・ギャレットを打ち込んで7対7として迎えた2死1、3塁の絶好機で打席に立った背番号8は、カウント1-2と追い込まれてからの4球目を捉える。
ややインコース寄りにきた速球をジャストミート。右中間方向へと飛んでいった打球は高々と舞い上がって、あっという間にスタンドの中段へと入った。
外国人投手の速球に負けず、打った瞬間にそれとわかる打球を放ったパワーもさることながら、ポテンシャルの高さと千両役者ぶりは驚異的というほかない。さらに試合後のヒーローインタビューで「チャンスでしたけど、とにかく自分のスイングをすることだけを考えていた」と語るクレバーさも恐るべしである。
セントラル・リーグの新人では、1958年の長嶋茂雄以来となる佐藤の離れ業で、逆転に成功した阪神は、10-7と快勝。セ・リーグ優勝を飾った2003年以来の12球団最速30勝を決めた。
構成●THE DIGEST編集部
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