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「ショウヘイとジャッジを比較するのは難しい」ヤ軍ブーン監督もア・リーグMVP争いは読めない!? 敵将が認める大谷翔平の異次元さ

THE DIGEST編集部

2022.09.20

大谷(左)とジャッジ(右)。熾烈を極めるア・リーグMVP争いは、どんな決着になるのか。(C)Getty Images

 今シーズンのアメリカン・リーグで連日ハイレベルなMVP争いを繰り広げるロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平とニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ。甲乙つけがたい二人の争いは、例年以上に米メディアのMVP論争をヒートアップさせている。

 そんな中、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は両選手について問われ、「比較するのは難しい」と見解を述べた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のクリス・キルシュナー記者は18日(日本時間19日)に自身のツイッターを更新。「昨夜、オオタニはメディアに対し『昨年よりも良いシーズンを過ごしているように感じている』と語った。私はアーロン・ブーン監督に、『オオタニとジャッジをどのように正しく比較し、評価するのですか』と尋ねた」と投稿した。

 ブーン監督は「ショウヘイ・オオタニは昨年よりも良いシーズンを迎えていると思うが、ジャッジは歴史的なシーズンを過ごしている。比較するのは難しいね。ショウヘイのように質の高い投手と、ハイレベルな打者の組み合わせは見たことがないので、(比較できるのかは)分からないね」と、敵将も認める大谷の異次元な二刀流の出来に、評価を難しくさせているようだ。

【動画】「比較するのは難しい」ア・リーグMVP争い 大谷のメジャー自己最多13勝目!A.ジャッジの59号ホームランをチェック
 大谷は17日に本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「3番・DH兼投手」で先発登板。味方の好守備もあり、7回107球、被安打3、奪三振8、与四球1、無失点と好投。メジャー自己最多を更新する13勝目を手にした。

 対するジャッジも負けていない。18日のミルウォーキー・ブルワーズ戦に「1番・センター」で先発出場。5打数4安打、2本塁打、4打点を記録。今季の自身の本塁打数を59本に伸ばし、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)のア・リーグ年間最多本塁打記録にあと2本と迫っている。さらに打率.316は首位に1厘差のリーグ3位。打点127はリーグ1位と三冠王も射程圏内だ。

 大谷とジャッジ。シーズン終盤の中、近年稀に見るア・リーグMVP争いの行方はどうなるのか。ますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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