来オフにフリーエージェント（FA）となるロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平とメジャー球団の間で交わされるであろう契約が、MLB史上最高額になるものと、現地識者などが予想している。

【動画】打っては34本塁打、投げては15勝！ 大谷翔平の2022年まとめをチェック 　大谷は2023年シーズン、エンジェルスと年俸3000万ドル（約43億円）で１年契約を結んでいるものの、これまでトレードやFAによる他球団への移籍の噂が途絶えていない。それゆえ、来シーズンオフのFA市場で日本人スターの争奪戦が展開されることも見込まれており、空前の大型契約になるという意見が海外メディアを賑わせているようだ。

　米大陸のスポーツ情報を扱う『BOLAVIP』でも、特集記事の中で来オフの大谷の契約について、さまざまな観点からその内容を探っている。

　記事では米国人ライターのジョン・ヘイマン氏の見解として「ショウヘイ・オオタニの次の契約は総額で５億ドル（約665億円）に達する可能性があり、MLB選手として初めてその金額に到達することになる」と記している。さらに「ヘイマンは、来オフにフリーエージェントとなるオオタニの契約シナリオについて『混乱を引き起こす』とも語っていた。彼の電話は鳴りっぱなしで、その中には13シーズンか14シーズンの稼働と引き換えに５億ドルを提供するというものもあるようだ」と指摘した。

　他にも「またヘイマン氏は、11シーズンで5000万ドル、つまり５億5000万ドルの契約を結ぶというシナリオを描いているようだ」とも付け加え、その上で同メディアは大谷を「５億ドルの男」とも称している。

　まさに、二刀流というパフォーマンス同様、契約内容も前代未聞と報じられる大谷。だがその一方で同メディアは「オオタニの実績や今後のプレーに対しそれだけのお金を払うことは、一部の人にとってはおかしなことではないかもしれない」としながらも、以下の様に警鐘を鳴らしている。

「彼のマルチな能力は年を追うごとに低下していくはずで、メジャーで10シーズン以上に渡ってプレーするために、それだけの金額を提示するのはまったくビジネスライクとはいえないかもしれない」

　さまざまな思惑が渦巻く中、グラウンド内外でその動向が注目を集める大谷翔平。今オフもFAでの大物プレーヤーの動向が話題となったMLBだが、来シーズンはさらに衝撃のニュースが聞こえてくるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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