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変更の最大の理由は「大谷翔平だ」 2023メジャー日程発表、交流戦が倍増!「MLBは大きく様変わりする」と海外メディア

THE DIGEST編集部

2023.02.04

新シーズンも二刀流での活躍が期待される大谷。2023年はより多くのファンがその姿を見られそうだ。(C) Getty Images

 米メジャーリーグ(MLB)は現地時間2月1日、2023シーズンのレギュラーシーズン日程を発表した。同リーグ同地区球団との試合数が減少した一方で、インターリーグ(交流戦)の試合数が倍増するなど大きな変更があった。

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 MLBは今回の変更で同地区球団の試合数を76から52に減らし、リーグ内の他地区との対戦も66から64に減らした。その一方で異なるリーグ間の対戦となるインターリーグは20試合から46試合へと大幅に増え、これによって各球団が他の全29球団と対戦することになった。インターリーグ開始以来、初めて1シーズンで全球団が顔を合わせる。

 この変更の最大の理由について、米メディア『The Athletic』のジェイソン・スターク記者は、「2つの言葉で要約できる。大谷翔平だ」と言及。つまり、この変更によって、大谷の出場試合を見る機会を誰もが得られるようになり、それはもちろん他のMLBのスーパースターについても同じことが言える。加えて新しいスケジュールによって、これまでの日程では対戦のなかった組み合わせも見られることになる。

 海外メディア『Sportskeeda』はまた、2023年はMLBにとって変化の季節と見出しを打ち、スケジュール以外の2023シーズンの新たな変更点について言及。「ゲームをよりスピーディーに、より安全に、そしてファンにとってより楽しめるものにするために、新しいルールの変更を実装している」と説明している。

 今季の大きな変更ではピッチクロックの導入があり、投手は走者なしの場合に15秒、走者ありの場合には20秒以内で投球しなければならない。さらには極端な守備シフトの禁止やベースの拡大などがある。同メディアは「MLBは今シーズン、大きく様変わりするだろう。これらの変更は最善だったと思いますか?」と問いかけている。

 アメリカではMLBのテレビ視聴者平均年齢が57歳と、米国四大スポーツの中では最も高いとされ、若年層の人気回復も叫ばれている。そうした状況の中で様々な試みがなされる2023年シーズン、果たして野球ファンはこれらの変更をどう受け止めるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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