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大谷翔平も笑顔で迎えたお目覚め弾! 不振に喘いだ山川穂高が放った圧巻アーチに恩師も「もう大丈夫」と確信【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.07

待ちに待った一発を放った山川。(C)Getty Images

 眠れる獅子の主砲が覚醒した。

 3月7日、京セラドーム大阪で行なわれたオリックスとの強化試合で、日本代表の村上宗隆(ヤクルト)が、8回裏の第2打席で、ソロホームランを放った。

 4回から大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に変わって、打席に入っていた山川は、この試合まで壮行試合ではノーヒットを苦しんできた。だが、そんな初打席でレフト線を破る二塁打を記録する。

 これで手応えを掴んだ。8回裏に迎えた3度目の打席で、山川は圧巻の一発を放った。
 
 オリックスの5番手右腕・小木田敦也と対峙した背番号33は、0-2と追い込まれた局面から外角真ん中に甘く入ったスプリットをジャストミート。打った瞬間に本人が確信めいた表情で見送った打球は、あっという間にレフトスタンドの中段に飛び込んだ。

 ホームランはおろか、ヒットすら打てなかった。そして熟考を重ねた山川は4日の中日戦後には「なんか当たりが薄い。軽すぎる」とバットを従来使用してきたモデルに戻して臨んだ。そうしたなかで、侍ジャパン合流後初アーチを放ったのである。

 ベンチで大谷も満面の笑みで出迎えた待望の一発で、復活を印象付けた山川には、彼をよく知る球界OBも太鼓判を押す。試合中継を行なった『Amazon Prime』で解説を務めた元西武の指揮官である辻発彦氏は「もう大丈夫です!」と断言。そして、「変化球を振れるというところが山川のバロメーター。良くなってきたという感じがする」と、かつて指導をしたスラッガーの状態を分析した。

 なお、この日の侍ジャパンは、ここまでヒット2本しか打てていなかった村上宗隆(ヤクルト)も本塁打を記録するなど、12安打9得点で9対1と大勝。2日後に迫ったWBC本大会に向け、最高の雰囲気で臨めそうである。

構成●THE DIGEST編集部

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