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侍ジャパン

大流行となった“コショウ引きパフォ”の仕掛け人は大谷翔平!? ヌートバーが明かした舞台裏「おかげで家族のように」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.09

6日の阪神戦で本塁打を放った際に、「ペッパーグラインダー」を披露した大谷。この行動が、プチフィーバーを巻き起こしているパフォーマンスの火付け役となった。写真:滝川敏之

6日の阪神戦で本塁打を放った際に、「ペッパーグラインダー」を披露した大谷。この行動が、プチフィーバーを巻き起こしているパフォーマンスの火付け役となった。写真:滝川敏之

 ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)の選出により、侍ジャパンの周辺でフィーバーとなりつつある行動がある。それは選手たちがヒットやホームランを放った直後に見せる「ペッパーグラインダー」というパフォーマンスだ。

 これはヌートバーが所属するカーディナルスで行なわれているもの。両手を使ってコショウをひくジェスチャーを見せるのだが、ペッパーグラインダー(Pepper Grinder)の「Grind」には「身を粉にして働く」「粘り強くいく」といった意味もある。これがチームの士気を高めるとされ、メジャーリーグでは複数球団で見られる振る舞いだ。

 これを選手たちが見せるようになるとファンの間でも流行。ヒットが出るたびにスタンドでも、コショウをひくジェスチャーを見せる人たちの姿が見られるようになった。

 ではなぜ、侍ジャパンでペッパーグラインダーは実施されたのか。キッカケは意外にもヌートバーではなく、チームの大黒柱である大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だった。

 8日の会見でヌートバーは、こう明かしている。
 
「実はショウヘイと色々話しているなかで、『エンジェルスでチームセレブレーションはどんな事やっていたの?』と聞いたら、彼が『あんまりエンジェルスはセレブレーションがないんだよね。カーディナルスはどう?』って聞いてくれたんだ。それで彼が『先頭打者だからヒットを打った時にでもやってみなよ』ということになったんだ」

 反響は抜群だった。大谷や吉田正尚(ボストン・レッドソックス)といったスターたちが塁上でやったことで、チーム内にもあっという間に浸透した。無論、ヌートバーも好感触を得ている。

「とにかく簡単に出来ることはないかと探っていたなかで、ああしてやってみて、みんな楽しんでくれていた。それは嬉しいし、本当に素晴らしい。そのおかげで僕はより僕らしくいられるからね。感謝する人がたくさんいる。あれのおかげで、僕はチームメイトはもちろん、監督やコーチからも家族のように受け入れられた」

 ヌートバーの日本でのブレイクにも一役買った「ペッパーグラインダー」。その舞台裏には、日本球界の至宝との打ち合わせがあった。

取材・文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)

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