大熱戦においては、"致命的"と言えるミスだった。
3月9日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールBは、オーストラリア対韓国の一戦で開幕。両軍ともに打ち合う激しいシーソーゲームとなった。
球場がどよめいたのは、4対5と1点を追っていた7回裏の韓国の攻撃だった。1死走者なしという局面で代打に送られたカン・ベクホは、相手5番手ワーウィック・シーポルトから痛烈な当たりの二塁打を放つ。
韓国内で「天才打者」と称されるスラッガーだけに、流石の打撃である。これには韓国ベンチはもちろん、韓国のファンが詰めかけた3塁側スタンドも沸いた。しかし、直後に球場は騒然とする。なんとカン・ベクホにアウトが宣告されたのだ。
いったいなぜなのか。それは直後のリプレイ検証の結果で判明する。
なんとかオーストラリアの堅守をこじ開けようと必死の走塁を見せたカン・ベクホは、二塁上でガッツポーズ。さらに三塁ベンチを鼓舞するようにジェスチャーを見せる。しかし、身体が伸び上がったところで一瞬だけベースから足が離れると、ここを見逃さなかった、敵二塁手のロビー・グレンディニングが背後から忍び寄ってタッチ。あえなくアウトとなった。
一塁ベンチが「イエーイ!」と沸き上がった一方で、三塁ベンチはため息とともに、「何やってんだよ」という声が上がり、殺伐とした雰囲気が立ち込めた。無論、当人も「やってしまった」とやり切れない表情を浮かべた。
21年夏に東京で行なわれたオリンピックで敗戦後に、ベンチでガムを噛みながらの悪態を見せ、国内でも批判を受けていたカン・ベクホ。今大会に向けては「もう野球はやりたくなかった。反省している。二度とあのようなことはしないと約束する」と意気込んでいた。それだけに今回の失態は痛い。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「えっ!うそでしょ!」大谷翔平の異次元すぎる"2打席連続3ラン"に元阪神戦士も驚愕!「もはや人間ではない」【WBC】
【関連記事】韓国代表、オリックスの"2軍級"に惨敗。日本人記者の「挑発」に母国メディアが憤慨!「あまりにも無礼だ」【WBC】
【関連記事】村上宗隆・佐々木朗希・山本由伸「以外」でMLBスカウトが熱視線を送る侍ジャパン戦士とは<SLUGGER>
3月9日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールBは、オーストラリア対韓国の一戦で開幕。両軍ともに打ち合う激しいシーソーゲームとなった。
球場がどよめいたのは、4対5と1点を追っていた7回裏の韓国の攻撃だった。1死走者なしという局面で代打に送られたカン・ベクホは、相手5番手ワーウィック・シーポルトから痛烈な当たりの二塁打を放つ。
韓国内で「天才打者」と称されるスラッガーだけに、流石の打撃である。これには韓国ベンチはもちろん、韓国のファンが詰めかけた3塁側スタンドも沸いた。しかし、直後に球場は騒然とする。なんとカン・ベクホにアウトが宣告されたのだ。
いったいなぜなのか。それは直後のリプレイ検証の結果で判明する。
なんとかオーストラリアの堅守をこじ開けようと必死の走塁を見せたカン・ベクホは、二塁上でガッツポーズ。さらに三塁ベンチを鼓舞するようにジェスチャーを見せる。しかし、身体が伸び上がったところで一瞬だけベースから足が離れると、ここを見逃さなかった、敵二塁手のロビー・グレンディニングが背後から忍び寄ってタッチ。あえなくアウトとなった。
一塁ベンチが「イエーイ!」と沸き上がった一方で、三塁ベンチはため息とともに、「何やってんだよ」という声が上がり、殺伐とした雰囲気が立ち込めた。無論、当人も「やってしまった」とやり切れない表情を浮かべた。
21年夏に東京で行なわれたオリンピックで敗戦後に、ベンチでガムを噛みながらの悪態を見せ、国内でも批判を受けていたカン・ベクホ。今大会に向けては「もう野球はやりたくなかった。反省している。二度とあのようなことはしないと約束する」と意気込んでいた。それだけに今回の失態は痛い。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「えっ!うそでしょ!」大谷翔平の異次元すぎる"2打席連続3ラン"に元阪神戦士も驚愕!「もはや人間ではない」【WBC】
【関連記事】韓国代表、オリックスの"2軍級"に惨敗。日本人記者の「挑発」に母国メディアが憤慨!「あまりにも無礼だ」【WBC】
【関連記事】村上宗隆・佐々木朗希・山本由伸「以外」でMLBスカウトが熱視線を送る侍ジャパン戦士とは<SLUGGER>
関連記事
- 「日韓戦は普通じゃない!」元韓国代表戦士が告白する日本と戦う“恐ろしさ”「最後は気。目に見えないものが存在する」【WBC】
- 海外メディアが“WBC優勝候補”を予想!3位は「最高メンバー」の日本、2位は「ブルペンが強み」の米国、1位に輝いたのは?
- 「生涯忘れない経験になる」ヌートバーは熱狂する日本野球をどう見ているのか? 侍ジャパンに選ばれた25歳の想い【WBC】
- 大流行となった“コショウ引きパフォ”の仕掛け人は大谷翔平!? ヌートバーが明かした舞台裏「おかげで家族のように」【WBC】
- 「怪物はなぜ韓国戦に出ないんだ?」大谷翔平の“中国戦先発”に韓メディアが敏感反応!「これで決勝まで会えない」【WBC】