ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で３度目の頂点を目指す日本代表は、１次リーグで中国、韓国に勝利し、順調に白星を重ねている。ここまで、それぞれの選手が自身のスキルを発揮し、一丸となった戦いの結果が連勝に繋がっている。
【動画】カーディナルス同僚も称賛！ヌートバーが魅せた“奇跡のファインプレー”をチェック！

　そのなかで、一際ファンから喝采を浴びているのが「１番・センター」で起用されているラーズ・ヌートバーだ。打撃では２試合連続で複数安打をマーク。そして、守備でも両ゲームで際どい当たりに身体ごと突っ込むダイビングキャッチを披露。メジャーリーガーとしての気迫溢れるプレーで侍軍団を力強く牽引している。

　日本代表のチーム内のみならず、出場チーム全体を見渡しても際立つ存在となった25歳には、出身国であるアメリカも関心を寄せており、米スポーツサイト『The Sporting News』では、所属のセントルイス・カーディナルスのチームメイトの言葉なども掲載し、彼の魅力を伝えている。

　まず、同メディアは「カーディナルスの中堅手は、WBCでここまでのところ、正真正銘のスター選手である」とヌートバーを評価。さらに「１、２戦とも２安打を記録し、それぞれの試合で見事な守備を披露。その結果、中国に８対１、日本の宿敵・韓国に13対４で勝利し、序盤で日本をプールBの首位に立たせることに貢献した」と称賛した。

　続けて、カーディナルスの同僚のコメントも紹介。ノーラン・アレナードが「彼は一生懸命プレーしている。本当に一生懸命にプレーしている。彼は日本を代表することを誇りに思っている」と称すれば、アダム・ウェインライトは「ラーズを見るのはとても楽しいし、彼はエキサイティングな選手である。彼はいつも観客、ファン、そしてチームを盛り上げようとしている男だ」と語ったと報じた。
  　さらに記事では、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）との関係にも触れており「オオタニがヌートバーのペッパーパフォーマンスを真似した時点で、二人の仲の良さは明らかだった。この２人は一言で言えば“愉快な仲間”である」と綴っている。

　今大会での代表合流から現在まで、僅かな期間ながらもすでに国内外の野球ファンを虜にしているラーズ・ヌートバー。その熱意に満ちたプレーを見られることに喜びを感じずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部

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