愛弟子に対する愛情は、今も変わらなかった。
3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝が東京ドームで行なわれた。侍ジャパンはイタリアとベスト4の切符を懸けた大一番に臨み、9対3で欧州の新興国を退け、史上初5大会連続の準決勝進出を決めた。
この日のスタメンには右手小指を骨折した源田壮亮が「8番・遊撃手」で復帰した。源田は10日の1次ラウンド韓国戦での走塁で、二塁けん制の帰塁時に負傷。その後の2試合は欠場していたが、グラウンドでの守備練習やノックなどは続けていた。
迎えたイタリア戦。小指を骨折したまま、先発に復帰した源田は攻守でケガの影響を感じさせないプレーを見せた。守備では華麗なフィールディングを見せると、7回には1死一、三塁の場面でカウント2-2からライトへダメ押しのタイムリーヒットを放ち、バットでも貢献。グラウンドでハツラツとしたプレーを見せ、存在感を発揮した。
源田のプレーには、侍ジャパンのWBC全試合を独占配信する『Amazon Prime Video』(プライム・ビデオ)でスタジオコメンタリーを務めている辻発彦氏も熱視線を送っていた。
同氏は2017年から6シーズンに渡って埼玉西武ライオンズを指揮。1年目の2017年には3年連続Bクラスだったチームを立て直しリーグ2位、2018年には10年ぶりのリーグ制覇、そして2019年は21年ぶりのリーグ連覇を達成した名将。監督就任と同じ年にドラフトで西武に入団し、6年間の監督時代を支えた源田について、思わず熱く語る場面があった。
7回に源田が打点を挙げた直後、辻氏はWBC開幕前に「内野の中で、一番の中心選手になってやらなきゃいけない」と源田に話していたと言い、「その姿を見せてくれている」と骨折を押してプレーする愛弟子の姿に胸を打たれた。
加えて、「(源田の)守備位置を見ても分かる」とコメントした同氏は「いつもと守備位置が浅い。スローイングにまだ不安があるはず」と、いまだ満足なスローイングができていないことを指摘した。ただし、「しっかりと浅めに守りながらもいいプレーをしている」と守備範囲の広さを評した。
日本を代表する遊撃手として立派に成長した愛弟子に「痛いと思うけど、これがチームと周りを鼓舞するような立場になれる。最後まで突っ走ってもらいたい」と、最後は激励のエールを送っていた。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】侍ジャパン、イタリア戦スタメンが発表!大谷翔平は3番・指名打者で先発登板!!4番は吉田正尚、村上宗隆は5番。源田壮亮がスタメンに復帰!!【WBC】
【関連記事】「試合開始3時間前から東京Dに行列が」日本の“爆発的”な野球人気に海外記者が仰天!ヌートバー・フィーバーにも関心【WBC】
【関連記事】「日本は別の次元にいる」準々決勝に臨む侍ジャパンを米メディアが高評価!「1次ラウンドを完全に支配していた」【WBC】
3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝が東京ドームで行なわれた。侍ジャパンはイタリアとベスト4の切符を懸けた大一番に臨み、9対3で欧州の新興国を退け、史上初5大会連続の準決勝進出を決めた。
この日のスタメンには右手小指を骨折した源田壮亮が「8番・遊撃手」で復帰した。源田は10日の1次ラウンド韓国戦での走塁で、二塁けん制の帰塁時に負傷。その後の2試合は欠場していたが、グラウンドでの守備練習やノックなどは続けていた。
迎えたイタリア戦。小指を骨折したまま、先発に復帰した源田は攻守でケガの影響を感じさせないプレーを見せた。守備では華麗なフィールディングを見せると、7回には1死一、三塁の場面でカウント2-2からライトへダメ押しのタイムリーヒットを放ち、バットでも貢献。グラウンドでハツラツとしたプレーを見せ、存在感を発揮した。
源田のプレーには、侍ジャパンのWBC全試合を独占配信する『Amazon Prime Video』(プライム・ビデオ)でスタジオコメンタリーを務めている辻発彦氏も熱視線を送っていた。
同氏は2017年から6シーズンに渡って埼玉西武ライオンズを指揮。1年目の2017年には3年連続Bクラスだったチームを立て直しリーグ2位、2018年には10年ぶりのリーグ制覇、そして2019年は21年ぶりのリーグ連覇を達成した名将。監督就任と同じ年にドラフトで西武に入団し、6年間の監督時代を支えた源田について、思わず熱く語る場面があった。
7回に源田が打点を挙げた直後、辻氏はWBC開幕前に「内野の中で、一番の中心選手になってやらなきゃいけない」と源田に話していたと言い、「その姿を見せてくれている」と骨折を押してプレーする愛弟子の姿に胸を打たれた。
加えて、「(源田の)守備位置を見ても分かる」とコメントした同氏は「いつもと守備位置が浅い。スローイングにまだ不安があるはず」と、いまだ満足なスローイングができていないことを指摘した。ただし、「しっかりと浅めに守りながらもいいプレーをしている」と守備範囲の広さを評した。
日本を代表する遊撃手として立派に成長した愛弟子に「痛いと思うけど、これがチームと周りを鼓舞するような立場になれる。最後まで突っ走ってもらいたい」と、最後は激励のエールを送っていた。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】侍ジャパン、イタリア戦スタメンが発表!大谷翔平は3番・指名打者で先発登板!!4番は吉田正尚、村上宗隆は5番。源田壮亮がスタメンに復帰!!【WBC】
【関連記事】「試合開始3時間前から東京Dに行列が」日本の“爆発的”な野球人気に海外記者が仰天!ヌートバー・フィーバーにも関心【WBC】
【関連記事】「日本は別の次元にいる」準々決勝に臨む侍ジャパンを米メディアが高評価!「1次ラウンドを完全に支配していた」【WBC】
関連記事
- 侍ジャパン、イタリア破り5大会連続のベスト4進出! 大谷翔平が気迫の投球、岡本和真は3ラン含む5打点と爆発【WBC】
- 「オオタニも人だった」大谷翔平の“初失点&途中降板”に韓国メディアは驚き!「好投していたが、急激な乱調を見せた」【WBC】
- 「ショウヘイは人間じゃない」大谷翔平の渡米後“最速164キロ”に米メディアも熱狂! 場内の雰囲気には「とてもクールだ」【WBC】
- 「泣いちまったよ!」苦しみ抜いた村上宗隆の待望タイムリーにファン熱狂!“村上の笑顔”が即トレンド入り!【WBC】
- 「限界ってあるの?」大谷翔平がイタリア戦で魅せた“絶妙バント”に韓国メディアも驚愕!「なぜ野球の天才かが分かった…」【WBC】