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侍ジャパン

「侍Jの内野で中心になれ!」スタメン復帰した“愛弟子”・源田壮亮に辻発彦が激励エール!!「浅い守備位置」を指摘する場面も【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.16

右手小指を骨折しながらも先発出場した源田。攻守で存在感を発揮した。写真:鈴木颯太朗

右手小指を骨折しながらも先発出場した源田。攻守で存在感を発揮した。写真:鈴木颯太朗

 愛弟子に対する愛情は、今も変わらなかった。

 3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝が東京ドームで行なわれた。侍ジャパンはイタリアとベスト4の切符を懸けた大一番に臨み、9対3で欧州の新興国を退け、史上初5大会連続の準決勝進出を決めた。

 この日のスタメンには右手小指を骨折した源田壮亮が「8番・遊撃手」で復帰した。源田は10日の1次ラウンド韓国戦での走塁で、二塁けん制の帰塁時に負傷。その後の2試合は欠場していたが、グラウンドでの守備練習やノックなどは続けていた。

 迎えたイタリア戦。小指を骨折したまま、先発に復帰した源田は攻守でケガの影響を感じさせないプレーを見せた。守備では華麗なフィールディングを見せると、7回には1死一、三塁の場面でカウント2-2からライトへダメ押しのタイムリーヒットを放ち、バットでも貢献。グラウンドでハツラツとしたプレーを見せ、存在感を発揮した。
 
 源田のプレーには、侍ジャパンのWBC全試合を独占配信する『Amazon Prime Video』(プライム・ビデオ)でスタジオコメンタリーを務めている辻発彦氏も熱視線を送っていた。

 同氏は2017年から6シーズンに渡って埼玉西武ライオンズを指揮。1年目の2017年には3年連続Bクラスだったチームを立て直しリーグ2位、2018年には10年ぶりのリーグ制覇、そして2019年は21年ぶりのリーグ連覇を達成した名将。監督就任と同じ年にドラフトで西武に入団し、6年間の監督時代を支えた源田について、思わず熱く語る場面があった。

 7回に源田が打点を挙げた直後、辻氏はWBC開幕前に「内野の中で、一番の中心選手になってやらなきゃいけない」と源田に話していたと言い、「その姿を見せてくれている」と骨折を押してプレーする愛弟子の姿に胸を打たれた。

 加えて、「(源田の)守備位置を見ても分かる」とコメントした同氏は「いつもと守備位置が浅い。スローイングにまだ不安があるはず」と、いまだ満足なスローイングができていないことを指摘した。ただし、「しっかりと浅めに守りながらもいいプレーをしている」と守備範囲の広さを評した。

 日本を代表する遊撃手として立派に成長した愛弟子に「痛いと思うけど、これがチームと周りを鼓舞するような立場になれる。最後まで突っ走ってもらいたい」と、最後は激励のエールを送っていた。

構成●THE DIGEST編集部

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