3月16日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に招集されている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、東京ドームで行なわれている準々決勝のイタリア戦に「3番・投手兼DH」で先発。投手としては、4回2/3を投げ2失点、被安打4、5奪三振、四球1、死球2という内容でマウンドを降りた。
【動画】「ショウヘイは人間じゃない」米メディアも驚愕!大谷翔平の164キロ奪三振シーンをチェック!
場内が大きくどよめいたのは2回先頭、イタリアの5番ビニー・パスカンティーノ(カンザスシティ・ロイヤルズ)と対峙した場面だ。スライダーとフォークで追い込んだ大谷は、カウント1-2からの6球目に外角ストレートを投じて空振り三振。自己最速(165キロ)に迫る102マイル(約164.2キロ)をマークしてみせた。
メジャーでは、昨年9月のヒューストン・アストロズ戦で計測した101.4マイル(約163.2キロ)が自己最速。これを上回る今回の剛速球には、米スポーツチャンネル『FOX Sports』のポッドキャスト番組「Flippin' Bats Podcast」が公式ツイッターを更新し、実際の映像とともに「ショウヘイは人間じゃない」と衝撃を伝えている。
また、初回にもツイートを投稿していた同番組のアカウントは、大谷のピッチングを見守る場内の雰囲気に関して、「とてもクールだ」と称賛のコメント。大谷が3番ドミニク・フレッチャーと対峙しているシーンの映像を共有した上で、「ショウヘイ・オオタニの投球ごとに、東京ドームがほぼ完全に静まり返る」と呟いていた。
一方、打者としては、3回1死一塁の第2打席でセーフティバントを見せ、待望の先制点を呼び込んだ大谷。さらに2死一、二塁から岡本和真(巨人)が左中間への3ラン本塁打を放ち、4対0とリードを広げたが、5回に2死満塁のピンチを迎えた大谷は、3番フレッチャーに2点タイムリーを許し、ここで降板となった。
なお、試合は7回が終わって、9対2と日本がリードしている。
構成●THE DIGEST編集部
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