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MLB

勝負に出て痛恨の同点2ランを被弾... 敬遠の考えは「なかった」ヤンキース指揮官、大谷翔平の35号アーチについて言及

THE DIGEST編集部

2023.07.18

35号2ランを放った大谷翔平とヤンキースのアーロン・ブーン監督。(C)Getty Images

35号2ランを放った大谷翔平とヤンキースのアーロン・ブーン監督。(C)Getty Images

 勝負に出た相手チームの判断を日本の偉才が打ち砕いた。

 現地7月17日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・指名打者」として先発出場し、第4打席で3試合連続の35号2ランを打ち込むなど、4打数3安打2打点、1四球と活躍。これで同点に追いついたチームは、延長10回の末、4対3のサヨナラ勝ちを収め、注目の3連戦初戦をものにした。

 会場が熱狂に包まれたのは、2点ビハインドの7回2死一塁という場面だ。前の打席で申告敬遠を受けていた大谷は、2番手右腕のマイケル・キングと対峙し、カウント1-2から4球目に投じられた外角のフォーシームを強振。これが106.5マイル(約171.4キロ)、403フィート(約122.8メートル)を計測する左中間スタンドへの同点アーチとなった。

 試合後、米メディア『The Athletic』でヤンキース番を務めるクリス・カーシュナー記者は、アーロン・ブーン監督のコメントをツイッター上で共有。同点弾の場面で敬遠が選択肢にあったのか問われると、「もし(一塁走者のエデュアルド・エスコバーが)二塁にいて、ボールカウントが先行していたら考えたかもしれないが、そうではなかった」と話したという。
 
 さらに、ヤンキースに2点のリードがあり、次打者ミッキー・モニアックの打率が3割を超えている点に触れたブーン監督は、「もう1人の走者を二塁に置かせるつもりも、勝ち越しの走者を打席に立たせるつもりもなかった」とコメント。「もし彼(エスコバー)が二塁に進み、不利なカウントだったなら、話は変わっただろう」と強調していた。

 なお、今季初の3試合連続アーチを記録した大谷は、本塁打王争いで独走状態をキープ。現在、アメリカン・リーグ2位のルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス、27本塁打)に8本差、メジャー2位のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス、30本塁打)に5本差としている。

構成●THE DIGEST編集部

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