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【日本シリーズ】エース山本KOの後、オリックスは宮城大弥で巻き返しへ……「呑みこまれず、ひとつひとつ冷静にやりたい」

THE DIGEST編集部

2023.10.29

第2戦予告先発の宮城。エースで落とした星を五分に戻せるか。写真:野口航志

 28日に行われた日本シリーズ初戦は、オリックスのエース山本由伸がまさかの乱調。また、打線も阪神先発の村上頌樹を攻略できず、0対8で大敗を喫した。第2戦は左腕のエース宮城大弥が先発する。

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 宮城は日本シリーズ進出を決めた21日のCSファイナルステージ第3戦以来の登板。この1週間のあいだにいい準備ができたそうで、「無理に9回まで投げたいと思ってないですし、先発として、チームに貢献できるようにしたいと考えてます」と意気込みを口にした。「シーズンも日本シリーズも変わらないです」と平常心のかまえ。投げられるところまで全力で行く。
 
 阪神打線の印象を聞かれ、「盗塁もありますし、つながる打線だと思いますので、そこはつながれないように意識してやりたい。選球眼も皆さん素晴らしいと思うので、しっかり投球できたらなと思います」と語った宮城。連打と四球を特に警戒して第2戦に臨む。

 対阪神は通算0勝2敗と相性はあまり良くないが、「負けてはいると思うんですけど、そこまで悪いイメージでもない」と意に介さない。自身のピッチングで、阪神へ流れてしまった勢いを引き戻す想いだ。8月からポストシーズンにかけて現在5連勝中と、後半戦から好調を維持しているだけに、猛虎打線もしっかり封じ込めたい。

取材・文⚫︎THE DIGEST編集部

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