専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

菊池雄星がトレード要員に?「欠かせない存在だからこそ、価値が高いうちに対価を得るケースだ」ブルージェイズ専門メディアが見解

THE DIGEST編集部

2023.11.07

専門メディアがトレード要員に挙げたブルージェイズの菊池。(C)Getty Images

専門メディアがトレード要員に挙げたブルージェイズの菊池。(C)Getty Images

 トロント・ブルージェイズの話題を専門に扱う『Jays Journal』は11月6日、今オフのトレードにフィーチャーした特集記事を配信。今後、ブルージェイズからトレードでの放出となる可能性が「最も高い」とされる4選手を挙げて、そのひとりに今季11勝をマークした菊池雄星を挙げている。

【PHOTO】更なる飛躍を目指すトロント・ブルージェイズの菊池雄星を厳選ショットで特集!

「オフシーズンが到来し、ブルージェイズは数多くの決断を下さなければならない。現状では、彼らは真のコンテンダー(競争者)ではないが、再建が必要な悪いチームでもない」としたうえで、「ブルージェイズがロースターを改善し、来年のワールドシリーズを争う有力な候補となるために何ができるのか、という疑問につながっている」と指摘。「このオフは、ロス・アトキンスGMがトロントに在任する中で最も重要なオフシーズンとなる」とさらなる強化の必要性を主張している。

 今回のトピックにおいて、トレード要員の候補者4人に菊池の名前が記されていることについては、「疑問を抱く人がいるのは理解できる。結局のところ、彼は2023年、大きくはない期待を背負ってシーズンを迎えた後、ローテーションに欠かせない存在となった」とキャリアハイとなった今季の活躍を評している。

 勝利数や奪三振数等のスタッツを称えながら、その一方で「だからこそ、32歳の選手を今トレードするのは理にかなっているのだ。本質的には彼の価値が最も高いうちに、できる限りの対価を得ようとするケースだ」とトレード要員に挙げた理由を説明した。
 
 また、「一般的に言えば、キクチは本調子なら三振を量産できる才能あるサウスポーだ。それでも2021年の後半とトロント移籍1年目は成績が振るわなかった。非常に不安定な投手であることも証明されている」として、好不調の差が大きい投手であると見解を示した。

 さらに「2023年シーズンがキクチのメジャーでのキャリアがピークであることを示唆している。年齢、信頼性の低さ、契約期間が残り1年であることを考慮すれば、今オフが彼を放出する絶好のタイミングだ」と主張。今後のパフォーマンスを見込んだうえでトレードすべきと論じている。

 菊池の他には、投手ではアレック・マノーア、ネイト・ピアソン、野手でサンティアゴ・エスピナルもトレード要員として挙げられている。2シーズン連続でプレーオフ進出を果たし、来季にさらなる高みを目指すブルージェイズ。そのために同メディアが報じた選手のトレードを、実際に行なうのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】ドジャース、大谷翔平の獲得に向けてDH枠を用意!「JD・マルティネスにクオリファイング・オファーを出さない」と米メディア報道

【関連記事】MLB公式が「最も魅力的なFA」に山本由伸を選出! 楽天→ヤンキース田中将大の“161億円超え”を指摘も!「先発投手の中で最大級の注目」

【関連記事】「球団がイマナガを気に入れば獲得は可能」カブス地元メディアが米識者のFA情報に反応! 今永昇太の獲得を望む声も

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号