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「23年のエンジェルスで価値のある選手TOP5」専門メディアが選定!「リーグMVPはチームのMVP」トラウトには「怪我にはうんざりだが、来年はトップに」と期待

THE DIGEST編集部

2023.11.30

専門メディアによる「23年の価値ある選手」1位に選ばれた大谷(右)と5位のトラウト(左)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は11月28日、「2023年シーズンのエンジェルスで最も価値のある選手トップ5」を選出した。

「もはや言う必要もないが、リーグのMVPはチームのMVPだ」として、1位には当然のように大谷翔平を選んだ。「今シーズンのオオタニが成し遂げたことは、本当に並外れたものだった。シーズン最終月は怪我で欠場したものの、44の本塁打。出場135試合にもかかわらず、トロイ・グロースの持つチーム記録の47本塁打まであと3本に迫った」

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 もっとも印象的だったのは大谷が叩き出した10.0という勝利貢献度指数(bWAR)だ。「何試合も欠場したが、WARで球界全体をリード。エンジェルス史上、過去にこれよりも高い数字を出したのは、10.5のトラウトだけだった」と評し、投手としても「まさにエースの投球をみせた。23試合に先発して防御率3.14、被打率.184。本当に非現実的だった」と10勝を挙げた右腕を評価している。

 FAとなった大谷は他球団への移籍が有力で、エンジェルスとの再契約は厳しいとみられている。「2021年シーズンより良くなかったと思っているかもしれないが、それでもいつものように力強かった。エンジェルスで十分な勝利を挙げられなかったが、チームを牽引するためにできる限りの全力を尽くした」とチームへの貢献に感謝した。

 2位にはブランドン・デュルーリーを選んだ。「マイク・トラウトは出場82試合とシーズンの半分を欠場したため、95打点のオオタニに次ぐ打点2位(83)のデュルーリーを2位とした。OPS.803は、シルバースラッガーを獲得した22年シーズンのOPS.813に匹敵し、OPS+114も印象的だった。チャンスでヒットを打てる数少ない打者で、得点圏に走者を置いてはOPS.866を記録した。24年のチームにとって重要な要素となる」と期待した。
 
 3位にはルーキーのザック・ネトが入った。「キャリアの最初は16打数1安打と結果を出せなかったが、その後に出場した51試合で打率.279、出塁率.359、長打率.468、6本塁打、22打点の成績を残した。チームはその試合で29勝22敗と勝ち越し。ネトが出場した計84試合は43勝41敗で、不在だった試合は30勝48敗。この数字は無視できるものではない」と評して、「24年はチームを勝利に導く存在になることを願う」とまとめている。

 4位は守護神のカルロス・エステベスを選択した。「シーズン開幕から21連続セーブで球団記録を樹立。後半戦は完全に調子を崩してしまったが、前半戦にエンジェルスがプレーオフ圏内にいられたのは、オオタニを除けばエステベスの存在が最大の理由だった」とし、「24年はオールスター投手に見合う活躍を祈りたい」と理由を記した。

 5位はトラウトだ。まずは「出場試合数はわずか82。トラウトが怪我と戦っている姿を見るのはもううんざりだ」と怪我の多さを指摘。「362打席で打率.263、出塁率.367、長打率.490、18本塁打、44打点。確かに、依然として高いレベルの効果的な選手ではあるが、プレー中のほとんどの時間で本来の姿は見えなかった」と記した。それでも「最高レベルの選手であることに違いはない。来季は故障者リスト入りを回避する方法を見つけてもらい、そして来年のこのランキングでトップに立てるように願っている」と期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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