12月8日に第2回現役ドラフトが開催される。第1回では大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、細川成也(DeNA→中日)が見事に新天地でブレイク。環境を変えることで、活躍のチャンスをつかむ可能性を秘めた選手たちを紹介していこう。
“ハマのイケメンスピードスター”、阪神の“精密機械”にも指名の可能性?【現役ドラフト注目選手:セ・リーグ】<SLUGGER>
■オリックス
漆原大晟(投手・27歳)
佐野皓大(外野手・27歳)
2019年育成ドラフトで入団した漆原は、1年目からウエスタン・リーグ最多のセーブを記録。21年には一軍でも34試合で防御率3.30を記録した。ここ2年間は球速低下もあって低下が続くが、中嶋聡監督がファームを率いていた頃は秘蔵っ子として期待された右腕。再生に興味を示すチームはあるはずだ。快足が魅力の佐野は20年に77試合で20盗塁を成功させたが、今季は5、二軍でも3にとどまった。盗塁を重用するチームへ移れば、代走要員として持ち味を発揮できる場面は増えるだろう。
■ロッテ
佐々木千隼(投手・29歳)
平沢大河(内野手・25歳)
佐々木は16年ドラフトで外れ1位ながら5球団から指名された逸材。21年にセットアッパーへ定着して防御率1.26とブレイクを果たしたが、その後2年は停滞が続く。今季はファームで先発にも挑戦し、チーム2位の79.2回を稼いだが、一軍では2登板に終わった。同じく元ドラ1の平沢はイースタン最高出塁率を記録した前年に続き、今季も二軍では打率.280、出塁率.412の好成績を残したが、一軍の壁には跳ね返され続けている。野手の陣容が固まりつつあるチームを飛び出して出場機会を模索する方が、可能性は見出せるはず。 ■ソフトバンク
リチャード(内野手・24歳)
尾形崇斗(投手・24歳)
リチャードは4年連続でウエスタン・リーグ本塁打王獲得も、一軍ではノーアーチで長打も1本だけ。“二軍の帝王”と化しているが、誰もが認める長所を持つだけに、現役ドラフトにかかれば人気と注目を集めることは請け合いだろう。二軍でクローザーを務める尾形は今季、ウエスタン最多の16セーブを記録。平均150キロを超える速球とスライダーで三振奪取能力もかなり高い。左腕の笠谷俊介も二軍では28登板で防御率0.81の好成績を残しており、リリーフが手薄なチームにとっては魅力的な人材だろう。
■楽天
渡邊佳明(内野手・26歳)
田中和基(外野手・29歳)
渡邊はイースタンで首位打者&最高出塁率に輝き、二軍ではやり残しなしと言わんばかり。守っても内野全ポジションと外野両翼をこなしたが、一軍では打率1割台の苦戦で少ない機会を生かせず、来季は茂木栄五郎が復帰すれば出番はさらに少なくなりそう。18年に18本塁打を放って新人王に選ばれた田中も近年は不振が続き、今季は打率.088(34打数3安打)と信じられない数字。両打ちで外野全ポジションを守れるため、野手の底上げを狙うチームなら獲得も検討できるか。
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■オリックス
漆原大晟(投手・27歳)
佐野皓大(外野手・27歳)
2019年育成ドラフトで入団した漆原は、1年目からウエスタン・リーグ最多のセーブを記録。21年には一軍でも34試合で防御率3.30を記録した。ここ2年間は球速低下もあって低下が続くが、中嶋聡監督がファームを率いていた頃は秘蔵っ子として期待された右腕。再生に興味を示すチームはあるはずだ。快足が魅力の佐野は20年に77試合で20盗塁を成功させたが、今季は5、二軍でも3にとどまった。盗塁を重用するチームへ移れば、代走要員として持ち味を発揮できる場面は増えるだろう。
■ロッテ
佐々木千隼(投手・29歳)
平沢大河(内野手・25歳)
佐々木は16年ドラフトで外れ1位ながら5球団から指名された逸材。21年にセットアッパーへ定着して防御率1.26とブレイクを果たしたが、その後2年は停滞が続く。今季はファームで先発にも挑戦し、チーム2位の79.2回を稼いだが、一軍では2登板に終わった。同じく元ドラ1の平沢はイースタン最高出塁率を記録した前年に続き、今季も二軍では打率.280、出塁率.412の好成績を残したが、一軍の壁には跳ね返され続けている。野手の陣容が固まりつつあるチームを飛び出して出場機会を模索する方が、可能性は見出せるはず。 ■ソフトバンク
リチャード(内野手・24歳)
尾形崇斗(投手・24歳)
リチャードは4年連続でウエスタン・リーグ本塁打王獲得も、一軍ではノーアーチで長打も1本だけ。“二軍の帝王”と化しているが、誰もが認める長所を持つだけに、現役ドラフトにかかれば人気と注目を集めることは請け合いだろう。二軍でクローザーを務める尾形は今季、ウエスタン最多の16セーブを記録。平均150キロを超える速球とスライダーで三振奪取能力もかなり高い。左腕の笠谷俊介も二軍では28登板で防御率0.81の好成績を残しており、リリーフが手薄なチームにとっては魅力的な人材だろう。
■楽天
渡邊佳明(内野手・26歳)
田中和基(外野手・29歳)
渡邊はイースタンで首位打者&最高出塁率に輝き、二軍ではやり残しなしと言わんばかり。守っても内野全ポジションと外野両翼をこなしたが、一軍では打率1割台の苦戦で少ない機会を生かせず、来季は茂木栄五郎が復帰すれば出番はさらに少なくなりそう。18年に18本塁打を放って新人王に選ばれた田中も近年は不振が続き、今季は打率.088(34打数3安打)と信じられない数字。両打ちで外野全ポジションを守れるため、野手の底上げを狙うチームなら獲得も検討できるか。
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