ロサンゼルス・ドジャースは、今オフのロースター編成と年俸支払い繰り延べの活用で多くの注目を集めている。多くの人が今オフのドジャースの動きを公然と批判する一方で、ミルウォーキー・ブルワーズで元MVPのクリスチャン・イェリッチは、2024年シーズンの優勝チームを大いに称賛したと、現地3日、米誌『Sports Illustrated』が報じた。

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　32歳のイェリッチはレギュラーシーズン終了後、手術のためポストシーズンには出場していない。そんな中、ブルワーズはナショナル・リーグ中地区で優勝したが、ワイルドカード最終戦でニューヨーク・メッツに２勝１敗で敗れた。そして今オフ、ブルワーズはショートのウィリー・アダメス（サンフランシスコ・ジャイアンツへ）と右腕のデビン・ウィリアムズ（ニューヨーク・ヤンキースへ）というふたりのスター選手を失った。
  　経営規模の小さい球団の選手たちが、ドジャースの成功を傍観するのは確かに辛いことだが、イェリッチはポッドキャスト番組『Flippin' Bats』で「彼らは昨年ワールドシリーズで優勝し、今年もまた優勝を狙っている。そして彼らは昨年よりも良くなったように見える。チームのファンやチームの一員なら、当然とても興奮するだろう」とドジャースのチーム作りに賛辞を送ったという。

　さらにイェリッチは「彼らのフロントオフィスとオーナーシップがチームをサポートし、１年を通して最高のチームでありたいと望んでいるのは素晴らしいことだ。シーズン中に何が起こるかはわからないが、それでも試合に勝たなければならない」と述べたという。

　ドジャースはシーズンを通して勝ち続けなければならないが、豊富な資金力と強力な選手層を誇るこの球団は、それを成し遂げるうえで、かつてないほど有利な立場にあると『Sports Illustrated』は報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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