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プロ野球

「天王山・第1ラウンド」は勝負手の今永vs奇襲のクック! 3位・広島は救援陣が不安要素だが…【セ・リーグ展望】

氏原英明

2019.09.10

広島(3位)vs 中日(5位)/12勝8敗
9月10・11・12日/マツダスタジアム


 2週連続で勝ち越している3位の広島は調子を持続したい。ホームでの中日戦は、8勝0敗と完全にカモにしている。週末には巨人戦を控えているだけに弾みをつけたいところだろう。

 初戦の先発は大瀬良大地が務める。前回登板では5回で6安打2失点も球数が多くて早々に降板した。中5日での登板となる中で、どんなピッチングを見せることができるか。

 打線の方は、3番の鈴木誠也が好調をキープしている。2番の菊池涼介も状態を上げ、4番に入ることもある長野久義も振れていて、打線がつながっている。救援陣の不安要素は拭えないものの、今は打線の力で勝ち切っていきたい。
 一方、マツダスタジアムでは広島を苦手にしている中日だが、先週、上位2チーム(巨人、DeNA)に6戦全勝と勢いに乗っている。先発陣がしっかりゲームを作り、ロドリゲスを中心とした強力中継ぎ陣がクローザーの岡田俊哉につなげる形ができているのが好調の要因だ。

 打線では3番の福田永将が勝負強さを発揮し、4番・ビシエドも絶好調。ここ数試合は1番の大島洋平、2番・京田陽太の出塁率が高くしっかりとつながりができている。また、攻守で貢献度の高い平田良介も故障から帰ってくる。

 初戦の先発はプロ初先発から3連勝、球団新の4連勝を狙う梅津晃大。チームがマツダスタジアムで勝てていない中、ルーキーの“無心”のピッチングに期待したいところだ

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