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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】大野雄大が球団タイ5連続完投を懸けて巨人戦へ!DeNAは正念場を乗り切れるか

氏原英明

2020.08.25

 一方のヤクルトは投手陣をどう立て直すか。二軍から昇格する石川をカード頭に持ってきたのは高津臣吾監督の強い思いがあるからだろうが、その期待に応えられるか。高梨はここ3試合連続でQSを記録するなど安定感が出てきた。打撃陣では、三冠王も視野に入る主砲の村上宗隆が、本塁打レースで後を追う岡本との差をどれだけ縮められるかが見どころになりそうだ。

●DeNA-広島(横浜)
【予告・予想先発】
25日(火)上茶谷大河-九里亜蓮
26日(水)井納翔一-野村祐輔
27日(木)浜口遥大-K・ジョンソン

 前節で中日に3タテを食らったDeNAと、巨人に3連勝した広島。好対照のチームが対戦する。

 今永昇太、平良拳太郎が故障離脱したDeNA投手陣は台所事情が苦しい。石田健大やエスコバーらブルペンへ負担がかかっていて、本来なら先発投手に長いイニングを稼いでもらいたいところだが、初戦先発の上茶谷は怪我で出遅れてまだ未勝利。浜口は8先発連続6イニング未満と早期降板が目立つ。
 
 打線はここ6試合で1本塁打と全体に元気がない。最近は宮崎敏郎を2番に起用することも多いが、成功しているとは言い難い。強打者タイプを2番に置くのか、つなぎのタイプを置くのか、ラミレス監督のオーダーの組み方を興味深く見守りたい。

 広島は一時、当たりが止まっていた堂林翔太がここ5試合で3本塁打と復調し、捕手としての出場機会を増やしている坂倉将吾も2戦連発と怖い存在になっている。堂林はDeNA戦で4本塁打を放っている。一方、不安は開幕から8先発して0勝5敗のジョンソン。先週のDeNA戦では恋女房役の石原慶幸と組んだにもかかわらず結果が出なかった。捕手に誰を起用するか指揮官の手腕が問われる。

●巨人-中日(東京ドーム)
【予想先発】
28日(金)田口麗斗-松葉貴大
29日(土)今村信貴-ロドリゲス
30日(日)直江大輔-大野雄大

 何と言っても注目は4試合連続完投勝利中の大野雄。5試合連続となれば球団記録に並ぶ。菅野智之(巨人)との月間MVP争いも、この登板で決着がつくだろう。また、一軍デビューして間もないロドリゲスは、ここまで3登板のうち2登板が巨人戦。8月9日は6.1回2失点、15日は7回1失点とどちらも好投した。
 

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