巨人にすれば、さすがに3回続けてやられるわけにはいかないだろうが、安定感に優れた技巧派の松葉も含め、中日の強力な投手陣を打ち崩すのはなかなか困難なミッションだ。先週末の対広島3連戦は、先発の田口や畠世周が序盤で崩れて試合にならなかった。相手投手に投げ勝つというよりも、粘って中盤以降に持ち込めるようゲームメイクを見せたいところだ。
●DeNA-ヤクルト(横浜)
【予想先発】
28日(金)ピープルズ-吉田大喜
29日(土)大貫晋一-クック
30日(日)阪口皓亮-小川泰弘
8月15日に小川がノーヒットノーランを達成したのが横浜スタジアムでのDeNA戦。DeNAとすれば、日曜に小川と対戦するまでに連勝して勢いをつけておきたい。
ただ、DeNAの先発は流動的だ。今永、平良の左右の看板投手が離脱中。加えて頼みの大貫の体調不良も伝えられる中、何とかこの状況を耐え抜きたい。ピープルズは20日の広島戦で来日初勝利。若い阪口はシーズン初登板となった22日の中日戦で5回10安打を浴びたが、不運な当たりも多かった。何とかゲームを作る投球を期待したい。
●阪神-広島(甲子園)
【予想先発】
28日(金)藤浪晋太郎-森下暢仁
29日(土)西勇輝-大瀬良大地
30日(日)秋山拓巳-遠藤淳志
先発投手のマッチアップが興味深いシリーズだ。前回登板で692日ぶりの勝利を挙げた藤浪だが、広島戦では今季2試合に投げて2敗、いずれも4点以上を失っている。対するルーキーの森下は阪神相手3戦3勝。対戦相手との相性は正反対だが、今回はどんな結果になるか。
開幕投手も務めた西勇と大瀬良の投げ合いは8月8日、15日に続いて今季早くも3度目。第1ラウンドは大瀬良、第2ラウンドは西勇に勝ち星がついた。今回もエース同士の息詰まる投げ合いが期待されるが、西勇に対しては鈴木誠也が6打数4安打2本塁打、一方の大瀬良には近本光司、ボーア、サンズが高打率を残している。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
●DeNA-ヤクルト(横浜)
【予想先発】
28日(金)ピープルズ-吉田大喜
29日(土)大貫晋一-クック
30日(日)阪口皓亮-小川泰弘
8月15日に小川がノーヒットノーランを達成したのが横浜スタジアムでのDeNA戦。DeNAとすれば、日曜に小川と対戦するまでに連勝して勢いをつけておきたい。
ただ、DeNAの先発は流動的だ。今永、平良の左右の看板投手が離脱中。加えて頼みの大貫の体調不良も伝えられる中、何とかこの状況を耐え抜きたい。ピープルズは20日の広島戦で来日初勝利。若い阪口はシーズン初登板となった22日の中日戦で5回10安打を浴びたが、不運な当たりも多かった。何とかゲームを作る投球を期待したい。
●阪神-広島(甲子園)
【予想先発】
28日(金)藤浪晋太郎-森下暢仁
29日(土)西勇輝-大瀬良大地
30日(日)秋山拓巳-遠藤淳志
先発投手のマッチアップが興味深いシリーズだ。前回登板で692日ぶりの勝利を挙げた藤浪だが、広島戦では今季2試合に投げて2敗、いずれも4点以上を失っている。対するルーキーの森下は阪神相手3戦3勝。対戦相手との相性は正反対だが、今回はどんな結果になるか。
開幕投手も務めた西勇と大瀬良の投げ合いは8月8日、15日に続いて今季早くも3度目。第1ラウンドは大瀬良、第2ラウンドは西勇に勝ち星がついた。今回もエース同士の息詰まる投げ合いが期待されるが、西勇に対しては鈴木誠也が6打数4安打2本塁打、一方の大瀬良には近本光司、ボーア、サンズが高打率を残している。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。