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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】主力に複数の感染者が出たロッテは今季最大の正念場をどう乗り越えるか

氏原英明

2020.10.06

●日本ハムー楽天(札幌ドーム)
【予告・予想先発】
6日(火)上沢直之-則本昂大
7日(水)バーヘイゲン-涌井秀章
8日(木)杉浦稔大-岸孝之

 3位の楽天は、今週は下位チームとの対戦が続く。しっかり勝ち切ってAクラスを死守したいところだ。

 初戦先発の則本は、先週のソフトバンク戦での復帰登板は4回途中3失点とピリッとしなかった。今回はエースらしいピッチングが見たい。2戦目の涌井は3連敗からの2連勝と調子を取り戻した。3戦目は岸と予想したが、次週に備えて1試合ずらすかもしれない。

 打線はただでさえ湿りがちだったところに、チーム2位の20本塁打を放っていたロメロが3日のオリックス戦で頭部死球を受けて離脱。その事態に昇格した和田恋が救世主となるか。もともと左打者偏重の打線だけに、右打者が機能するかどうかがカギになるだろう。

 一方の日本ハムは主砲の中田翔が10月に入って16打数1安打。他に10本塁打以上を放っている選手は大田泰示だけで、主砲が沈黙すると一気に得点力が落ちてしまう。楽天戦で打率.370、3本塁打と強い西川遥輝に期待したい。
 
●ソフトバンクーロッテ(PayPayドーム)
9日(金)ムーアー二木康太
10日(土)東浜巨-中村稔弥
11日(日)和田毅-美馬学

 首位攻防の一戦。ソフトバンクはPayPayドームでのロッテ戦で5連敗中で、ペナントレースを左右する重要な決戦となる。ここに至るまでに、ブルペンをどれだけ温存できるかも勝負の分かれ目になるかもしれない。
 ソフトバンク初戦先発のムーアは、対ロッテ戦2試合で防御率2.08。2戦目は東浜、3戦目の和田はともに4連勝中と好調で、ロッテ戦の成績も悪くない。ブルペンに岩崎翔が復帰。チーム全体がこの3連戦に懸ける思いは強いはずだ。

 一方のロッテは初戦の二木がこちらも4連勝中で、しかも長いイニングを投げている。彼の投球次第で残り2戦が楽になるはずだ。2戦目の中村は亜大の先輩との投げ合い。美馬は対ソフトバンク戦4戦4勝と好相性を誇る。打線では中村奨吾がソフトバンク戦15試合で打率.404、2本塁打、13打点と強い。
 

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