ちなみに、彼ら以外にも“元タイガー”がいることはご存知だろうか。アニバル・サンチェス(ナショナルズ)だ。シャーザーがタイガースで最初のサイ・ヤング賞に輝いた13年、最優秀防御率を手にしたのがサンチェスだった。リーグ優勝決定シリーズ第1戦では8回2死までノーヒッターの快投を披露するなど、ハマった時の爆発力はシャーザー&バーランダーに引けを取らないものがある。彼の投球にも注目したい。
●ドラフト全体1位対決(コール×ストラスバーグ)
シリーズがもつれれば、史上初のマッチアップが実現するかもしれない。ゲリット・コール(アストロズ)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)のドラフト全体1位指名投手同士の投げ合いだ。
ストラスバーグは09年、「ドラフト史上最高のピッチャー」との触れ込みで、当時絶賛低迷中だったナショナルズに入団。10年のメジャーデビュー時には一大センセーションを巻き起こしたが、右ヒジを故障してトミー・ジョン手術を受けた。12年のプレーオフでは、球団がヒジの状態を考慮してメンバーから外し、大きな論議を呼んだこともある。その後も怪我との闘いは続いたが、今季は18勝を挙げて初の最多勝を獲得。今ポストシーズンでも3勝0敗、防御率1.64の好投でチームの快進撃を支えている。
コールは11年ドラフト全体1位でパイレーツに入団。メジャー3年目の15年に19勝を挙げたが、本格的に開花したのは17年オフのアストロズ加入以降だった。昨季はサイ・ヤング賞投票3位。今季はバーランダーを抑えて防御率と奪三振のタイトルを獲得した。奪三振率13.82はあのランディ・ジョンソンを上回ってMLB記録を更新するなど、キャリア最高の成績を残した。
ちなみに、この両者はもう一つ共通点がある。どちらも、今オフのFA市場の注目株である点だ。ストラスバーグは17年に7年1億7500万ドルで延長契約を結んだが、今オフにオプトアウト(契約破棄条項)の権利を持っている。その意味でも、ワールドシリーズでの2人の投球には注目が集まる。
●ドラフト全体1位対決(コール×ストラスバーグ)
シリーズがもつれれば、史上初のマッチアップが実現するかもしれない。ゲリット・コール(アストロズ)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)のドラフト全体1位指名投手同士の投げ合いだ。
ストラスバーグは09年、「ドラフト史上最高のピッチャー」との触れ込みで、当時絶賛低迷中だったナショナルズに入団。10年のメジャーデビュー時には一大センセーションを巻き起こしたが、右ヒジを故障してトミー・ジョン手術を受けた。12年のプレーオフでは、球団がヒジの状態を考慮してメンバーから外し、大きな論議を呼んだこともある。その後も怪我との闘いは続いたが、今季は18勝を挙げて初の最多勝を獲得。今ポストシーズンでも3勝0敗、防御率1.64の好投でチームの快進撃を支えている。
コールは11年ドラフト全体1位でパイレーツに入団。メジャー3年目の15年に19勝を挙げたが、本格的に開花したのは17年オフのアストロズ加入以降だった。昨季はサイ・ヤング賞投票3位。今季はバーランダーを抑えて防御率と奪三振のタイトルを獲得した。奪三振率13.82はあのランディ・ジョンソンを上回ってMLB記録を更新するなど、キャリア最高の成績を残した。
ちなみに、この両者はもう一つ共通点がある。どちらも、今オフのFA市場の注目株である点だ。ストラスバーグは17年に7年1億7500万ドルで延長契約を結んだが、今オフにオプトアウト(契約破棄条項)の権利を持っている。その意味でも、ワールドシリーズでの2人の投球には注目が集まる。