▼マーリンズ
84勝78敗 勝率.519(地区3位)
通信簿:よくできました
シーズン前の下馬評は決して高くなかったが、開幕から1点差試合で12連勝するなど、接戦で無類の強さを発揮。打線を牽引したのは新加入のルイス・アラエズで、6月24日時点で打率.401。さすがに後半戦は勢いが落ちたが、史上初となる両リーグでの2年連続首位打者に輝いた。一方、投手陣では、昨季サイ・ヤング賞に輝いたサンディ・アルカンタラが精彩を欠く中、若いヘスス・ルザード、ブラクストン・ギャレット、ユーリー・ぺレスが次々に躍動してエースの不振をカバーした。
6月は19勝8敗と大きく勝ち越しながらも7~8月は負け越して一時は借金生活だったが、9月に再び上昇気流に乗り、最終的には得失点差-57ながら貯金6。短縮シーズンを除けば20年ぶりプレーオフ進出を果たした。
この成果を来季にもつなげたいところだが、ワイルドカード・シリーズ敗退後にキム・アンGMが辞任。アルカンタラはトミー・ジョン手術で来季全休が決まっており、ピーター・ベンディックス新GMにとっては厳しい船出となりそうだ。
文●出野哲也
▼メッツ
75勝87敗 勝率.463(地区4位)
通信簿:ガッカリです
昨季はチーム歴代2位の101勝を挙げ、オフにはジャスティン・バーランダーや千賀滉大などを獲得する”5億ドル補強”を展開。最初の21試合で14勝の好スタートを切って1986年以来の世界一への夢が膨れ上がったが、先発陣に故障者が続出し、主力野手も軒並み不調に陥ったことで徐々に停滞がはじまり、トレード・デッドラインで白旗。バーランダーやマックス・シャーザーら主力を次々と放出して事実上終戦した。
当然、後半戦はほとんど消化試合の雰囲気だったが、光明がなかったわけではない。千賀は新人王やサイ・ヤング賞候補に挙げられるほどの支配的な投球を継続。プロスペクトのフランシスコ・アルバレス、ロニー・マウリシオ、マーク・ビエントスらも才能の片鱗を見せた。
シーズン終了後にはブルワーズで手腕を発揮したデビッド・スターンズを編成総責任者に迎え入れた一方、ビリー・エプラーGMがIL不正使用問題により辞任。バック・ショーウォルターに代えてカルロス・メンドーサ新監督を迎え入れるなど、新たな体制で来季以降再び世界一を目指すこととなる。
文●杉浦大介
84勝78敗 勝率.519(地区3位)
通信簿:よくできました
シーズン前の下馬評は決して高くなかったが、開幕から1点差試合で12連勝するなど、接戦で無類の強さを発揮。打線を牽引したのは新加入のルイス・アラエズで、6月24日時点で打率.401。さすがに後半戦は勢いが落ちたが、史上初となる両リーグでの2年連続首位打者に輝いた。一方、投手陣では、昨季サイ・ヤング賞に輝いたサンディ・アルカンタラが精彩を欠く中、若いヘスス・ルザード、ブラクストン・ギャレット、ユーリー・ぺレスが次々に躍動してエースの不振をカバーした。
6月は19勝8敗と大きく勝ち越しながらも7~8月は負け越して一時は借金生活だったが、9月に再び上昇気流に乗り、最終的には得失点差-57ながら貯金6。短縮シーズンを除けば20年ぶりプレーオフ進出を果たした。
この成果を来季にもつなげたいところだが、ワイルドカード・シリーズ敗退後にキム・アンGMが辞任。アルカンタラはトミー・ジョン手術で来季全休が決まっており、ピーター・ベンディックス新GMにとっては厳しい船出となりそうだ。
文●出野哲也
▼メッツ
75勝87敗 勝率.463(地区4位)
通信簿:ガッカリです
昨季はチーム歴代2位の101勝を挙げ、オフにはジャスティン・バーランダーや千賀滉大などを獲得する”5億ドル補強”を展開。最初の21試合で14勝の好スタートを切って1986年以来の世界一への夢が膨れ上がったが、先発陣に故障者が続出し、主力野手も軒並み不調に陥ったことで徐々に停滞がはじまり、トレード・デッドラインで白旗。バーランダーやマックス・シャーザーら主力を次々と放出して事実上終戦した。
当然、後半戦はほとんど消化試合の雰囲気だったが、光明がなかったわけではない。千賀は新人王やサイ・ヤング賞候補に挙げられるほどの支配的な投球を継続。プロスペクトのフランシスコ・アルバレス、ロニー・マウリシオ、マーク・ビエントスらも才能の片鱗を見せた。
シーズン終了後にはブルワーズで手腕を発揮したデビッド・スターンズを編成総責任者に迎え入れた一方、ビリー・エプラーGMがIL不正使用問題により辞任。バック・ショーウォルターに代えてカルロス・メンドーサ新監督を迎え入れるなど、新たな体制で来季以降再び世界一を目指すこととなる。
文●杉浦大介
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