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【座談会:大谷翔平メジャー2年間の総括と今後③】来季は「マンガの世界」の再現に期待! 有識者3人が考える大谷翔平の「理想像」とは

スラッガー編集部

2020.01.03

豊浦:数字的じゃないところで言うと、バッターとしては、やっぱりライトスタンドにパワフルにぶち込んでほしいなって。もう一つは、マンガ的な金字塔となるパフォーマンスという意味では、ナ・リーグでの球場で登板する際に投げては7回無失点、打っては3打席連続ホームランみたいな。そういうのを一回はやってほしいなって思いますね。

――「マンガみたい」って大谷のキーワードですよね。

お股:マンガの世界ならつまらないなって(笑)。現実でやっているから本当にすごいし、面白い。まぁただ、実際はトミー・ジョン手術とヒザの手術の後って考えると、スタミナ的にも難しい部分はあると思いますが。

豊浦:僕の世代でいうと、一番マンガ的だったのが、江夏豊が延長11回までノーヒットノーランして、最後にサヨナラホームラン打って、インタビューで「野球は一人で勝てるもんや」って言ったとか。それは、ひょっとしたら今年あってもおかしくないですよね。
 
[対談者]
●出野哲也 いでのてつや:本誌連載「ダークサイドMLB――“裏歴史”の主人公たち」の他、姉妹誌のNBA専門誌『ダンクシュート』でも連載を持つ。主な著書は『改正新版メジャー・リーグ人名事典』『プロ野球埋もれたMVPを発掘する本』など。最新刊『メジャー・リーグ球団史』も発売中(いずれも言視舎)

●豊浦彰太郞 とよらしょうたろう:北米61球場を訪れ、北京、台湾、シドニー、メキシコ、ロンドンでもメジャーを観戦。ただし、会社勤めの悲しさで、球宴とポストシーズンは未体験。好きな街はデトロイト、球場はドジャー・スタジアム、選手はレジー・ジャクソン。「Yahoo!」「J SPORTS」でも執筆中。

●お股ニキ データ分析と試合観戦で培った感性を基に行うツイートが反響を呼び、ツイッターのフォロワーは約3万人。ダルビッシュ有(カブス)や数多くのプロ野球選手にもアドバイスをしている、大人気となった初の著書『セイバーメトリクスの落とし穴』(光文社)に続き、11月末には『なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか』(宝島社)も発売。
 

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