レブロン・ジェームズはロサンゼルス・レイカーズで7シーズンを過ごし、2020年にチームを10年ぶりの頂点に導いた。40歳を迎えてもなお、チームの看板選手の1人だが、球団OBのバイロン・スコットは、今現役を退いた場合、本拠地のクリプトドットコム・アリーナ前に銅像を建てる資格はないと考えている。
1980年代にレイカーズで3度の優勝を経験し、14~16年にはHC(ヘッドコーチ)として古巣を指揮したスコットは、『TMZ Sports』でレブロンの“銅像問題”に言及。その栄誉は基本的にキャリアの大半、あるいはすべてをレイカーズで過ごし、複数回優勝を経験した選手に限られるという。
「いや、銅像はないね。6~7年で1回の優勝だけでは足りない。あと1回でも優勝できれば可能性は出てくるが、今の段階では難しい。クリプトドットコム前に銅像がある選手たちは、みんな長年レイカーズ一筋で、何度も優勝しているんだ」
18年のレブロン加入後、レイカーズは5回プレーオフに進出したものの、直近2シーズンを含め3回は1回戦敗退。前述のように20年にチャンピオンになったが、スコット曰く、1回の優勝では銅像には値しないという。
「唯一の例外はジェリー・ウエストだろう。ただ、ウエストはキャリアのすべてをレイカーズで過ごし、“ロゴ”としても知られている。だから理由があるんだ。今の時点では、レブロンのコート内外での功績は称賛しているが、銅像は違うと思う」とスコットは言う。
現在、レイカーズ本拠地前に設置されている銅像は7体。そのうち6体は元選手で、残る1人は名解説者のチック・ハーン。来年にはショータイム時代のHC(現マイアミ・ヒート球団社長)だったパット・ライリーの銅像がお披露目予定だ。
設置されている選手は、80年代ショータイム時代の主役だったカリーム・アブドゥル・ジャバーとマジック・ジョンソンと、20年にヘリコプター墜落事故で亡くなった英雄コビー・ブライアント(ともに優勝5回)、00~02年の3連覇の立役者となったシャキール・オニール(シャック)、そして72年に栄冠を手にしたウエストが名を連ねる。
もう1人のエルジン・ベイラーは優勝こそなかったが、62年のファイナルであげた1試合61得点は現在も破られていないリーグ記録。また、NBAで初めて4部門でTOP5入りするなど、数々の偉業を残した。さらに、そのベイラー(14年)に加え、コビー(20年)、ウエスト(14年)、マジック(13年)の4人は引退までレイカーズ一筋でプレーした。
シャックは8シーズン在籍し、優勝したすべての年でファイナルMVPを獲得。レブロンは今季、在籍年数でシャックと並び、すでにウエストと同じく1度のリーグ制覇、23年には歴代最多得点記録を更新している。
こうした実績から、レブロンの銅像が建立される可能性もあるものの、最終的に判断するのはレイカーズだ。“キング”に対して、関係者はどのような決断を下すのか。
構成●ダンクシュート編集部
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「いや、銅像はないね。6~7年で1回の優勝だけでは足りない。あと1回でも優勝できれば可能性は出てくるが、今の段階では難しい。クリプトドットコム前に銅像がある選手たちは、みんな長年レイカーズ一筋で、何度も優勝しているんだ」
18年のレブロン加入後、レイカーズは5回プレーオフに進出したものの、直近2シーズンを含め3回は1回戦敗退。前述のように20年にチャンピオンになったが、スコット曰く、1回の優勝では銅像には値しないという。
「唯一の例外はジェリー・ウエストだろう。ただ、ウエストはキャリアのすべてをレイカーズで過ごし、“ロゴ”としても知られている。だから理由があるんだ。今の時点では、レブロンのコート内外での功績は称賛しているが、銅像は違うと思う」とスコットは言う。
現在、レイカーズ本拠地前に設置されている銅像は7体。そのうち6体は元選手で、残る1人は名解説者のチック・ハーン。来年にはショータイム時代のHC(現マイアミ・ヒート球団社長)だったパット・ライリーの銅像がお披露目予定だ。
設置されている選手は、80年代ショータイム時代の主役だったカリーム・アブドゥル・ジャバーとマジック・ジョンソンと、20年にヘリコプター墜落事故で亡くなった英雄コビー・ブライアント(ともに優勝5回)、00~02年の3連覇の立役者となったシャキール・オニール(シャック)、そして72年に栄冠を手にしたウエストが名を連ねる。
もう1人のエルジン・ベイラーは優勝こそなかったが、62年のファイナルであげた1試合61得点は現在も破られていないリーグ記録。また、NBAで初めて4部門でTOP5入りするなど、数々の偉業を残した。さらに、そのベイラー(14年)に加え、コビー(20年)、ウエスト(14年)、マジック(13年)の4人は引退までレイカーズ一筋でプレーした。
シャックは8シーズン在籍し、優勝したすべての年でファイナルMVPを獲得。レブロンは今季、在籍年数でシャックと並び、すでにウエストと同じく1度のリーグ制覇、23年には歴代最多得点記録を更新している。
こうした実績から、レブロンの銅像が建立される可能性もあるものの、最終的に判断するのはレイカーズだ。“キング”に対して、関係者はどのような決断を下すのか。
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