ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチは、今夏に徹底したトレーニングと食事管理によって肉体改造に成功した。ただ、スロベニア代表の同僚曰く、彼の最も大きな成長した部分はリーダーシップにあるようだ。
長年の友人で、代表のチームメイトであるエド・ムリッチは『The Athletic』に、現在のドンチッチは今までより声を上げて、忍耐強く、仲間に信頼を寄せるようになり、成熟していると語った。
「毎年、彼はより声を出すようになっているし、選手たちへの対応もこれまでより忍耐強くなっている。彼は僕たちとは違うレベルにあるから、(仲間がミスをした時に)彼にとっては受け入れられないこともある。
以前は僕たちに多くを期待しすぎていたかもしれない。彼は僕たちと違う世界から来ているからね。でも年齢を重ね、成熟してきた今ではそれを理解している。彼は僕たちをより信頼するようになっているんだ」
これまでドンチッチのリーダーシップには疑問の声もあった。リーグ屈指の実力を持ちながら、ダラス・マーベリックス時代には毎年のようにコンディション不足を指摘され、プレー面ではディフェンス力の低さを露呈。加えてレフェリーに対して不満を訴えることも多く、過去5シーズンはいずれも10回以上のテクニカルファウルを取られている。
しかし、“スロベニアの神童”は、前述のトレーニングによって今夏のユーロバスケットで大きなステップアップを遂げた。ムリッチは、コート内外でドンチッチが以前より声を上げるようになったことに気づいたという。
さらに、ドンチッチはチームメイトに対して忍耐強くなった。味方にミスを指摘することを恐れない一方で、ただ単に叱咤するだけではなく、リーダーとして成長を後押しできるようになっている。
ユーロバスケでドンチッチは大会トップの平均34.7点、同8位の8.6リバウンド、同2位タイの7.1アシスト、同1位タイの2.7スティールの好成績を残し、大会ベスト5に選出された。
チームは準々決勝でその後優勝することになるドイツに敗れ、7位に終わったものの、そのパフォーマンスはレイカーズファンに期待を抱かせるには十分だった。チームは8月にドンチッチと3年1億6500万ドルの延長契約を結び、フランチャイズの将来を彼に託す姿勢も明確になった。
今季のレイカーズには相棒のレブロン・ジェームズを筆頭に、オースティン・リーブス、八村塁、ディアンドレ・エイトン、マーカス・スマートといった頼れるチームメイトがいる。
スロベニア代表で示した忍耐力、仲間への信頼、そして支配力をNBAでも発揮できれば、レイカーズを頂点に導く新しいドンチッチ像が見られるはずだ。
構成●ダンクシュート編集部
「歴代最高の外国人選手になれるチャンスがある」ジョージがユーロバスケで躍動したドンチッチに太鼓判<DUNKSHOOT>
「大きな一歩を踏み出すことができた」――ドンチッチが3か月で別人に!肉体改造で掴んだ自信と手応え<DUNKSHOOT>
肉体改造したドンチッチの初MVP受賞をグリーンが予言「あのトレードが彼をハングリーにさせた」<DUNKSHOOT>
長年の友人で、代表のチームメイトであるエド・ムリッチは『The Athletic』に、現在のドンチッチは今までより声を上げて、忍耐強く、仲間に信頼を寄せるようになり、成熟していると語った。
「毎年、彼はより声を出すようになっているし、選手たちへの対応もこれまでより忍耐強くなっている。彼は僕たちとは違うレベルにあるから、(仲間がミスをした時に)彼にとっては受け入れられないこともある。
以前は僕たちに多くを期待しすぎていたかもしれない。彼は僕たちと違う世界から来ているからね。でも年齢を重ね、成熟してきた今ではそれを理解している。彼は僕たちをより信頼するようになっているんだ」
これまでドンチッチのリーダーシップには疑問の声もあった。リーグ屈指の実力を持ちながら、ダラス・マーベリックス時代には毎年のようにコンディション不足を指摘され、プレー面ではディフェンス力の低さを露呈。加えてレフェリーに対して不満を訴えることも多く、過去5シーズンはいずれも10回以上のテクニカルファウルを取られている。
しかし、“スロベニアの神童”は、前述のトレーニングによって今夏のユーロバスケットで大きなステップアップを遂げた。ムリッチは、コート内外でドンチッチが以前より声を上げるようになったことに気づいたという。
さらに、ドンチッチはチームメイトに対して忍耐強くなった。味方にミスを指摘することを恐れない一方で、ただ単に叱咤するだけではなく、リーダーとして成長を後押しできるようになっている。
ユーロバスケでドンチッチは大会トップの平均34.7点、同8位の8.6リバウンド、同2位タイの7.1アシスト、同1位タイの2.7スティールの好成績を残し、大会ベスト5に選出された。
チームは準々決勝でその後優勝することになるドイツに敗れ、7位に終わったものの、そのパフォーマンスはレイカーズファンに期待を抱かせるには十分だった。チームは8月にドンチッチと3年1億6500万ドルの延長契約を結び、フランチャイズの将来を彼に託す姿勢も明確になった。
今季のレイカーズには相棒のレブロン・ジェームズを筆頭に、オースティン・リーブス、八村塁、ディアンドレ・エイトン、マーカス・スマートといった頼れるチームメイトがいる。
スロベニア代表で示した忍耐力、仲間への信頼、そして支配力をNBAでも発揮できれば、レイカーズを頂点に導く新しいドンチッチ像が見られるはずだ。
構成●ダンクシュート編集部
「歴代最高の外国人選手になれるチャンスがある」ジョージがユーロバスケで躍動したドンチッチに太鼓判<DUNKSHOOT>
「大きな一歩を踏み出すことができた」――ドンチッチが3か月で別人に!肉体改造で掴んだ自信と手応え<DUNKSHOOT>
肉体改造したドンチッチの初MVP受賞をグリーンが予言「あのトレードが彼をハングリーにさせた」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「歴代最高の外国人選手になれるチャンスがある」ジョージがユーロバスケで躍動したドンチッチに太鼓判<DUNKSHOOT>
- “トイレに行くフリして治療”のドンチッチが42得点と大爆発!イタリア撃破にスロベニア指揮官も「まったく感心する」<DUNKSHOOT>
- 名手オリーがドンチッチの“歴代ベスト5入り”の可能性を語る「ルカのゲームは好きだけど、ディフェンスをやらないと」<DUNKSHOOT>
- カリー、ウエストブルックがPG歴代No.1スコアラーの座へ!平均ではドンチッチが首位【ポジション別得点ランキング | PG編】<DUNKSHOOT>
- ヤングを“口撃”するベバリーにアリナスが警告「オールスターでもないヤツが、オールスターについて語るな」<DUNKSHOOT>