現地時間10月5日、昨季までデンバー・ナゲッツで5年間プレーしたブラッコ・チャンチャーが出演したポッドキャスト番組『X&O’s Chat podcast』が公開された。
チャンチャーはナゲッツでリーグを代表するビッグマンのニコラ・ヨキッチと一緒にプレーし、スロベニア代表ではルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)とチームメイトだった。
現在イタリアのオリンピア・ミラノでプレーするフォワードは、スーパースターの2人について次のように評していた。
「ニコラと比べると、ルカは常に試合全体を自分の手でコントロールしたいタイプだと思う。攻撃の起点になりたがるし、それを明確に示してくるんだ。ピック&ロールを繰り出すから、僕らはコーナーで待機してシュートに備える。準備ができていないと彼は厳しく当たってくるんだ。彼から責められることだってある。そう簡単にはいかないよ」
2023年にナゲッツを球団初優勝へ導いたヨキッチは、3度のMVP受賞経験を持ち、昨季は史上3人目、センターでは唯一の平均トリプルダブル(29.6点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を達成した。
一方のドンチッチは、一昨季まで5シーズン連続でオールスターとオールNBA1stチームに選出され、2024年にはダラス・マーベリックスをファイナルまで導いた実績を持つ。昨季はケガで50試合の出場に終わったが、それでも平均28.2点、8.2リバウンド、7.7アシスト、1.8スティールの好成績を残した。
ただ、211㎝・129㎏でセンターを務めるヨキッチと、198㎝・104㎏で主にポイントガードをこなすドンチッチはプレーエリアが異なるため、様々な違いがあるとチャンチャーは指摘する。
「ニコラはもっと控えめなんだ。でもしばらく我慢して、一旦フルパワーになれば爆発する。ニコラの方がリムに近い位置でプレーするから、より効率的なのかもしれないね。彼は身体が大きいし、彼を1対1でしっかりガードできるセンターはそう多くない。
リム付近にいるから、ダブルチームをしないといけない。…いや、ダブルチームしたら、(パスを回して)ボールが回ることになるね。対してルカは3ポイントラインから攻撃を仕掛けることが多い。その方がエナジーと努力が必要で、(ディフェンスは)全体的に難しくなってくる」
ヨキッチとドンチッチは、ポジションこそ違えど、どちらも現代のNBAにおける最高級の実力者であることに疑問の余地はない。そんな2人とチームメイトとして過ごした時間は、チャンチャーにとってかけがえのない財産となったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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「ニコラと比べると、ルカは常に試合全体を自分の手でコントロールしたいタイプだと思う。攻撃の起点になりたがるし、それを明確に示してくるんだ。ピック&ロールを繰り出すから、僕らはコーナーで待機してシュートに備える。準備ができていないと彼は厳しく当たってくるんだ。彼から責められることだってある。そう簡単にはいかないよ」
2023年にナゲッツを球団初優勝へ導いたヨキッチは、3度のMVP受賞経験を持ち、昨季は史上3人目、センターでは唯一の平均トリプルダブル(29.6点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を達成した。
一方のドンチッチは、一昨季まで5シーズン連続でオールスターとオールNBA1stチームに選出され、2024年にはダラス・マーベリックスをファイナルまで導いた実績を持つ。昨季はケガで50試合の出場に終わったが、それでも平均28.2点、8.2リバウンド、7.7アシスト、1.8スティールの好成績を残した。
ただ、211㎝・129㎏でセンターを務めるヨキッチと、198㎝・104㎏で主にポイントガードをこなすドンチッチはプレーエリアが異なるため、様々な違いがあるとチャンチャーは指摘する。
「ニコラはもっと控えめなんだ。でもしばらく我慢して、一旦フルパワーになれば爆発する。ニコラの方がリムに近い位置でプレーするから、より効率的なのかもしれないね。彼は身体が大きいし、彼を1対1でしっかりガードできるセンターはそう多くない。
リム付近にいるから、ダブルチームをしないといけない。…いや、ダブルチームしたら、(パスを回して)ボールが回ることになるね。対してルカは3ポイントラインから攻撃を仕掛けることが多い。その方がエナジーと努力が必要で、(ディフェンスは)全体的に難しくなってくる」
ヨキッチとドンチッチは、ポジションこそ違えど、どちらも現代のNBAにおける最高級の実力者であることに疑問の余地はない。そんな2人とチームメイトとして過ごした時間は、チャンチャーにとってかけがえのない財産となったに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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