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NBA

ノビツキー獲得を巡り繰り広げられた息詰まる駆け引き。2000年代のNBA勢力図に影響を与えたドラマ【NBAドラフト史:1998年】

大井成義

2020.02.27

1998年のドラフトではのちにリーグのトップスターに上り詰めるノビツキー、ピアース、カーターが指名された。(C)Getty Images

1998年のドラフトではのちにリーグのトップスターに上り詰めるノビツキー、ピアース、カーターが指名された。(C)Getty Images

■マイナー大学の無名選手がドラフト1位指名の有力候補に

 1998年のNBAドラフトリストを見て、真っ先に思うことは“歴代屈指の外れドラ1、マイケル・オロウォカンディを輩出した年”ということになるだろう。キャリア平均8.3点、6.8リバウンドという数字は、史上最低クラスとまではいかないが、それでも外れドラ1の象徴的存在の1人となっている。

 ウィキペディア日本版に記載されているオロウォカンディの説明文はわずか2行。曲がりなりにも、天下のNBAドラフト1位選手である。それがたったの2行……。いくら期待外れに終わった選手とはいえ、ちょっと不憫すぎやしないだろうか。

 オロウォカンディの異色かつユニークな経歴が、このまま語り継がれることなく朽ち果てていくのはあまりにも忍びないので、この機会に興味深いものを改めて記録にとどめておこう。
 
・ナイジェリアのラゴスに生まれ、外交官の父親の海外勤務に伴い、4歳の時にロンドンに移り住む。
・中学時代に走り幅跳びと三段跳びでイギリスの学生記録を樹立。
・バスケットボールを遊びで始めたのは18歳の時。きっかけは、ビデオで観たマイケル・ジョーダンのハイライト集に衝撃を受けて。
・図書館でアメリカの大学を紹介するガイドブックを手に取り、最初に開いたページに載っていた大学に電話をかけた。自分は7フッターであることを告げて入部の交渉をすると、奨学金なしの条件でトライアウトへの参加を認められ、渡米に至る。
・バスケ歴3年、大学3年時に弱小チームをNCAAトーナメント進出に導く。
・バスケ歴4年、大学4年時の成績は平均22.2点、11.2リバウンド、2.88ブロック。ビッグウエスト・カンファレンスの最優秀選手賞を受賞。

 そして迎えた1998年NBAドラフト。未知数の塊のような素材が、ドラフトの目玉選手になるというシンデレラストーリーが誕生する。

 この年のドラフトロッタリーで1位指名権獲得率が最も高かったのは、前シーズン11勝とダントツ最下位だったデンバー・ナゲッツ(35.92%)。ロサンゼルス・クリッパーズ(22.56%)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(15.09%)がそれに続いた。
 
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ドラフト前の予想ではオロウォカンディ、ビビー、ピアースらが上位候補に

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