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ウィザーズが今季2度目の連勝!八村塁はオールラウンドな活躍で勝利に貢献〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.16

八村はチームトップの37分間コートに立ち、15得点、9リバウンド、3アシスト、3スティールの活躍。3本のスティールは自己最多タイだった。(C)Getty Images

 2月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでヒューストン・ロケッツと対戦した。

 ウィザーズは14日のボストン・セルティックス戦に104-91で勝利。2連戦の2日目となったこの日は、ラッセル・ウエストブルックが今季初めて2日連続の出場を果たし、先発は前の試合と同様、ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、八村塁、ギャリソン・マシューズ、モリッツ・ヴァグナーという顔ぶれで挑んだ。

 昨季までウィザーズに10年間所属し、今季開幕前にウエストブルックとのトレードでロケッツの一員となったジョン・ウォールにとっては、移籍後初の古巣凱旋試合。第1クォーター中盤のタイムアウト中にはウォールのトリビュートビデオが流され、フランチャイズの功労者へ感謝の気持ちを表していた。

 この日も先発出場した八村は、ジャイショーン・タイト、ダヌエル・ハウスJr.らとマッチアップ。だが序盤はスイッチからウォールにジャンパーを決められると、直後のオフェンスではリング下でボールを要求したが、ウォールにスナップされてターンオーバーとなってしまう。
 
 それでも、第1クォーター残り約10分にディフェンシブ・リバウンドを奪ってボールを持ち込み、デマーカス・カズンズ越しにプルアップジャンパーをヒットして初得点をマーク。

 同クォーター中盤には右ミドルポストでウォール相手にパワードリブルでリング下へ突入。カズンズ越しに放ったフローターは失敗したが、ロビン・ロペスのティップインへとつなげた。

 第2クォーターは残り8分22秒にコートへ戻り、中盤にペイントエリアへと持ち込んでショートジャンパーを成功。その後もリング下でファウルをもらってフリースローを4本決め、前半はウィザーズが72-69と3点をリードして終えた。

 後半、ウィザーズは現在リーグ得点王のビール、積極果敢に攻め立てるウエストブルックを中心に徐々にリードを広げていく。八村は第3クォーター残り約3分にオフェンシブ・リバウンドから加点。最終クォーター終盤にはウエストブルックのドライブからリバースレイアップを決め、残り約1分にフリースロー2投中1本を放り込んだ。

 最終スコア131-119で勝利したウィザーズは、今季2度目の2連勝を飾った。