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「100%の健康体だ」王者レイカーズの要、アンソニー・デイビスが約2か月ぶりに戦列復帰へ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.22

2月14日を最後に戦列を離れていたデイビス。2か月以上のリハビリを経て、ついに復帰することとなった。(C)Getty Images

 NBA王者ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスが4月21日(日本時間22日、日付は以下同)、チーム練習にフルメニューで参加。翌22日のダラス・マーベリックス戦で約2か月ぶりに復帰することとなった。

 デイビスは右アキレス腱と右ふくらはぎの故障のため、2月14日を最後に30試合を欠場。チームはその間、14勝16敗と負け越し、ウエスタン・カンファレンス2位から5位へと転落した。現在は35勝23敗(勝率60.3%)で、4位のデンバー・ナゲッツ(38勝20敗/勝率65.5%)と3.0ゲーム差、6位のポートランド・トレイルブレイザーズ(32勝26敗/勝率55.2%)とも3.0ゲーム差という位置にいる。

 今季平均22.5点、8.4リバウンド、3.0アシスト、1.35スティール、1.78ブロックを記録しているデイビスは、現在の状態について「いい感触だ。俺は今、100%の健康体だ。残りの試合がいくつか残っているんだから最高さ」とコメント。相棒のレブロン・ジェームズも足首を痛めて3月下旬から離脱しているものの、チームとしては頼れる攻守の要が帰ってくることとなる。
 
「俺はこれまでアキレス腱を切ったことがなかったけど、何か鋭い痛みを感じた。それはこれまでに感じたことのないものだった。だから深刻なことだと分かった。(アキレス腱の断裂という)最悪なものではなかったけど、極めて重大なケガだったんだ」

 2か月以上もの欠場を余儀なくされた故障だっただけに、デイビスが「アキレス腱を部分断裂したんだと思っていた。それがものすごく怖かった」と話すのも無理はない。

 リーグ最高級のビッグマンが戦列に戻るとはいえ、レイカーズが今後も慎重な構えを崩すことはないだろう。フランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチはデイビスに対し、復帰後最初の2試合は15分の出場時間制限を設けることを明言している。

「長い間、試合から離れていたのだから、(本来のパフォーマンスに戻るには)通常でも数週間は要する。足が本来のゲーム感覚を取り戻すため、リズムやタイミングを取り戻すためにはね。それに新たなチームメイトたちともアジャストしていかなきゃいけない。だからある程度の時間がかかるはずだ」
 
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