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NBA

グローバル化が進むNBAに新たな歴史。ネミーアス・ケイタがリーグ初のポルトガル人選手になるまで<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2021.12.20

ポルトガル出身選手として初めてNBAのコートに立ったケイタ。リーグの歴史に新たな1ページが加わった。(C)Getty Images

ポルトガル出身選手として初めてNBAのコートに立ったケイタ。リーグの歴史に新たな1ページが加わった。(C)Getty Images

 グローバル化が進むNBAに、また新たな国旗が加わった。

 現地時間12月17日(日本時間18日、日付は以下同)に行なわれたサクラメント・キングス対メンフィス・グリズリーズ戦、今年のドラフトでポルトガル人選手として初めてドラフトされたネミーアス・ケイタがコートに立ち、同国初のNBAプレーヤーが誕生したのだ。

 1999年7月生まれ。 身長213cm、体重111kg、そして身長よりも長いウイングスパンを誇るビッグマンのケイタは、22歳になって間もない今年のドラフトでキングスから全体39位で指名を受け、8月に2WAY契約を締結した。

 今季これまではGリーグのストックトン・キングスを主戦場としていたが、 アルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)を筆頭に、キングスは新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りする選手が続出する事態。そこでアシスタントコーチのダグ・クリスティは、Gリーグで11試合に先発して平均15.4点、8リバウンド、2.2ブロックの成績をあげていたケイタを招集したのだった。
 
「いつ来るかわからないけど、チャンスが来たらベストを尽くして、できる限りチームの力になりたいと思っていた」

 デビュー戦後にそう感想を語ったケイタ。4本打ったシュートは入らず、初得点は叶わなかった上、試合も105-124でキングスが敗れ、初戦を白星で飾ることはできなかった。ただ、7分44秒の出場時間で5リバウンド、1ブロック、1アシストというのは、なかなかの数字だ。

「フロアに立ってプレーできたことには大きな達成感がある。ここに来るまで、ずいぶん長い間やってきたようにも感じる。バスケットボールを始めた時からこの日を夢見ていた。今日、それが実現して本当に嬉しい」

 ギニアビサウ出身の両親の元、リスボン郊外で生まれたケイタは、10歳でバスケットボールを始めた。きっかけは、地元クラブのトライアルを受けた姉の練習についていって、自分もやってみたくなったという、よくある流れ。早速男子部の練習に参加させてもらうと、すぐに夢中になり、プロのバスケットボール選手になることが彼の夢になった。
 
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