今年10月、ラスベガスでのGリーグのイグナイトとの対戦で話題を振りまいたフランスの新星ヴィクター・ウェンバンヤマが、またしても注目を集めている。
この週末にかけてヨーロッパでは、来年8月に開催されるワールドカップへの出場権をかけたグループ予選が行なわれ、 グループKに属するフランスは、敵地でリトアニア、そしてフランスでボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。
シーズン真っ最中に行われる今回は、NBAやユーロリーグでプレーする選手たちは不参加のため、若手や国内組を発掘するチャンスになっているが、その機会を利用して、18歳のウェンバンヤマがシニア代表に初招集された。
ウェンバンヤマは両試合で先発し、11日のリトアニア戦では20得点、9リバウンド、14日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも19得点に4リバウンド、2スティール、2ブロックをマーク。フランスがそれぞれ、90-65、92-56で快勝し、来年のワールドカップへの出場権を手に入れた。
所属するメトロポリタン92でも彼を指導するフランス代表のヴァンサン・コレHC(ヘッドコーチ)は、ウェンバンヤマのデビュー戦を、「初戦にしては、落ち着いてしっかりプレーできていた」と評価。
「何か目立ったことをしようとはせず、ただ効率的であることを考えてプレーしていたところに、彼のインテリジェンスが伺える。彼は自分らしいプレーをしていたが、それだけで十分な支配力があった。それに難しいリバウンドも取りに行ってくれた。最終クォーターはプレーせずに23分で9本だ。彼は怖いもの知らずなのか。ともかく存在感は圧倒的だった」
ウェンバンヤマ自身も「全然緊張はしなかった。とにかく勝ちたい思いだけだった。とにかく嬉しさでいっぱいだ。この試合の最大の収穫は、相手に、挽回できるかも、という希望を一瞬たりとも抱かせなかったことだ。全員が最後まで落ち着いて戦えた」と、デビュー戦を振り返った。
フランス代表のデビュー戦で20点越えを達成したのは、ウェンバンヤマで史上4人目。1979年のアポロ・フェイ以来、実に43年ぶりとのことだが、そのことについて試合後に質問されると、
「これまでの記録は30点(ロベール・ブスネル 1934年)か。まだまだだったね! でも月曜にも試合があるから、コーチは僕を温存したんだ。だから仕方ない」とジョークを交えて返す余裕も見せている。
この試合、フランスは夏のユーロバスケットに出場したメンバーはガードのアンドリュー・アルビシー1人だったのに対し、リトアニア側は4人と、経験値やチーム力ではリトアニア勢が上回っていたはずだがチームは大敗。
同国を率いたケストゥティス・ケムズラHCは、「彼(ウェンバンヤマ)のサイズについては、ビデオなどで見て想像できると思うが、実際に見て初めて彼の大きさを実感する。ディフェンスでの彼のインパクトは絶大だ。ペイント内に入られたら、リムが見えない」と超大型新人の凄さを語った。
この週末にかけてヨーロッパでは、来年8月に開催されるワールドカップへの出場権をかけたグループ予選が行なわれ、 グループKに属するフランスは、敵地でリトアニア、そしてフランスでボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。
シーズン真っ最中に行われる今回は、NBAやユーロリーグでプレーする選手たちは不参加のため、若手や国内組を発掘するチャンスになっているが、その機会を利用して、18歳のウェンバンヤマがシニア代表に初招集された。
ウェンバンヤマは両試合で先発し、11日のリトアニア戦では20得点、9リバウンド、14日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも19得点に4リバウンド、2スティール、2ブロックをマーク。フランスがそれぞれ、90-65、92-56で快勝し、来年のワールドカップへの出場権を手に入れた。
所属するメトロポリタン92でも彼を指導するフランス代表のヴァンサン・コレHC(ヘッドコーチ)は、ウェンバンヤマのデビュー戦を、「初戦にしては、落ち着いてしっかりプレーできていた」と評価。
「何か目立ったことをしようとはせず、ただ効率的であることを考えてプレーしていたところに、彼のインテリジェンスが伺える。彼は自分らしいプレーをしていたが、それだけで十分な支配力があった。それに難しいリバウンドも取りに行ってくれた。最終クォーターはプレーせずに23分で9本だ。彼は怖いもの知らずなのか。ともかく存在感は圧倒的だった」
ウェンバンヤマ自身も「全然緊張はしなかった。とにかく勝ちたい思いだけだった。とにかく嬉しさでいっぱいだ。この試合の最大の収穫は、相手に、挽回できるかも、という希望を一瞬たりとも抱かせなかったことだ。全員が最後まで落ち着いて戦えた」と、デビュー戦を振り返った。
フランス代表のデビュー戦で20点越えを達成したのは、ウェンバンヤマで史上4人目。1979年のアポロ・フェイ以来、実に43年ぶりとのことだが、そのことについて試合後に質問されると、
「これまでの記録は30点(ロベール・ブスネル 1934年)か。まだまだだったね! でも月曜にも試合があるから、コーチは僕を温存したんだ。だから仕方ない」とジョークを交えて返す余裕も見せている。
この試合、フランスは夏のユーロバスケットに出場したメンバーはガードのアンドリュー・アルビシー1人だったのに対し、リトアニア側は4人と、経験値やチーム力ではリトアニア勢が上回っていたはずだがチームは大敗。
同国を率いたケストゥティス・ケムズラHCは、「彼(ウェンバンヤマ)のサイズについては、ビデオなどで見て想像できると思うが、実際に見て初めて彼の大きさを実感する。ディフェンスでの彼のインパクトは絶大だ。ペイント内に入られたら、リムが見えない」と超大型新人の凄さを語った。
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