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「僕らは“レブロン・ジェームズ時代”を生きている」名手ウェイドが“不滅の記録超え”間近の親友を語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.16

ウェイド(右)がドラフト同期で親友のレブロン(左)について語った。(C)Getty Images

 現地時間12月13日、ロサンゼルス・レイカーズは宿敵ボストン・セルティックス相手に延長の末118-122で敗戦。今季戦績は11勝16敗(勝率40.7%)でウエスタン・カンファレンス12位、依然としてプレーイン・トーナメント進出圏外に沈んでいる。

 アンソニー・デイビスが平均28.1点、12.4リバウンド、1.33スティール、2.17ブロック、シックスマンへ転向したラッセル・ウエストブルックも平均14.7点、5.9リバウンド、7.5アシストと奮戦しているが、なかなか上位浮上とはいかないのが現状だ。

 もっとも、このチームで最も長い時間コートに立っているのは大ベテランのレブロン・ジェームズ。今月30日に38歳を迎えるものの、平均出場時間は36.3分を記録し、26.5点、8.6リバウンド、6.5アシストと、依然としてオールラウンドなプレーを見せている。

 セルティックス戦でも33得点、9リバウンド、9アシストを記録したレブロンは、キャリア通算516回目の30得点超えとなり、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/515試合)を抜いてNBA歴代2位へ浮上。1位のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか/562試合)との差はまだあるものの、今後も力を維持し続ければ更新は可能だろう。
 
 さらにレブロンはレギュラーシーズン通算得点でも大記録の更新へ近づいている。現在3万7592得点で、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持する3万8387得点まで残り795。今の得点ペースならあと30試合前後にはジャバー超えを果たすことになる。

 今季中に訪れるであろう"Xデー"に向けて、16日に『Sports Illustrated』へ元戦友のコメントが公開された。男の名はドゥエイン・ウェイド。レブロンとは2003年のドラフト同期で、アメリカ代表として国際大会で共闘したほか、マイアミ・ヒートで4シーズンをともにプレーし、2度(12、13年)の優勝を分かち合ったレジェンドだ。

 18-19シーズンを最後に現役を引退したウェイドに対し、レブロンは今もリーグの第一線でプレーを続けている。そんな親友について、ウェイドはこのように話していた。
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「僕はレブロンの名前を出す際にサプライズという言葉は使わない」