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NBA

ヒートの連勝が6で止まるも朗報。指揮官が「オフェンスで多くのきっかけを作り出してくれる」と期待するベテランが戦列復帰<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.04

グリズリーズに敗れたヒートだが、ロビンソンが6試合ぶりに復帰。終盤戦のキーマンとなるか。(C)Getty Images

グリズリーズに敗れたヒートだが、ロビンソンが6試合ぶりに復帰。終盤戦のキーマンとなるか。(C)Getty Images

 現地時間4月3日(日本時間4日、日付は以下同)、マイアミ・ヒートはホームのカセヤ・センターでメンフィス・グリズリーズと対戦。終始1桁点差かつ同点8度、リードチェンジ19度を数えた激戦は、ジャ・モラントがブザービーターを沈めたグリズリーズが110-108で勝利を収めた。

 泥沼の10連敗から6連勝と見事な挽回を見せていたヒートだったが、この惜敗で連勝がストップ。それでも、タイラー・ヒーローがゲームハイの35得点に9リバウンド、4アシスト、バム・アデバヨが26得点、7リバウンド、5アシスト、2ブロック、ケレル・ウェアが13得点、15リバウンド、3ブロック、デイビオン・ミッチェルが11得点、7アシスト、3スティールと奮闘した。

 すでに3年連続のプレーイン・トーナメント参戦が決まっているヒートは、グリズリーズ戦を終えてイースタン・カンファレンス9位の35勝42敗(勝率45.5%)。

 残り5試合のうち、7日はイースト13位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(23勝54敗/勝率29.9%)、11日はウエスタン・カンファレンス14位のニューオリンズ・ペリカンズ(21勝55敗/同27.6%)、シーズン最終日の13日はイースト15位のワシントン・ウィザーズ(17勝60敗/同22.1%)と、比較的対戦相手に恵まれている。
 
 とはいえ、若いチームには失うものなどなく油断は禁物。しかも残り5戦で全勝できても、8位にいるアトランタ・ホークス(36勝40敗/同47.4%)との1.5ゲーム差を覆せる保証はない。

 そのため、プレーインでは16日の初戦でまず10位のシカゴ・ブルズ(34勝42敗/同44.7%)との一発勝負を制し、18日の2戦目にイースト第8シード獲得をかけた大一番をモノにすることが現実的なシナリオとなる。

 ヒートとしては現有戦力のベストメンバーを組めていない点は気がかりだ。アンドリュー・ウィギンズがハムストリングの故障で4戦連続で欠場しているほか、ニコラ・ヨビッチは手の骨折で2月下旬から戦線離脱している。

 そうしたなか、グリズリーズ戦ではダンカン・ロビンソンが6試合ぶりに出場。左仙腸関節の機能障害によって5試合連続の欠場を余儀なくされていた30歳のベテランシューターは、10分48秒の出場で3ポイント2本成功の6得点に3リバウンド、1スティールで復帰戦を終えた。
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