2023年に結成されたフェニックス・サンズのデビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールのビッグ3。21年にブッカー&クリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)体制でファイナルに進出も、頂点にあと一歩届かなかったチームは、この3人を中心にフランチャイズ初優勝を目指した。
しかし、昨季はプレーオフ1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズに0勝4敗とスウィープ負け。ロスターのバランスを整えて迎えた今季は、36勝46敗(勝率43.9%)でウエスタン・カンファレンス11位タイとポストシーズン進出すら逃す体たらくで、期待を大きく裏切った。
今夏のチーム解体が噂されるなか、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏は、デュラントがオフにサンズから放出されるのはほぼ確実と予想している。
サンズで3年目となった今季のデュラントは、62試合で平均26.6点、6.0リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率52.7%、3ポイント成功率43.0%と個人としては好成績を残した。だが、前述のようにチームの勝利にはつながらず、ヘッドコーチのマイク・ブーデンホルザーはわずか1年で解任された。
ウィンドホースト氏は『ESPN』の番組『NBA Today』出演時に「ケビン・デュラントのサンズ残留は98%ないと思っている」との見解を示した。
ただ一方で、「トレードがどのように実現するかは未知数だ。興味を示すチームはいくつもあるだろうが、その中には1年契約で獲得するか、それとも延長契約を視野に入れて獲得するかの判断が分かれるはずだ。おそらく、彼自身は延長契約を望んでいるだろう」とサンズ退団は確実としても、移籍先が読めないと語っていた。
現在36歳のデュラントは依然としてNBA有数のスコアラーであり、優勝を狙うチームにとっては魅力的な人材だ。ただし、現行の契約は残り1年となっており、延長契約について懸念するチームもあるかもしれない。
同じく『ESPN』のシャムズ・シャラニア氏は、サンズとデュラント、そして彼のビジネスパートナーであるリッチ・クライマンが「次の移籍先を共に探っている」と報じている。
そのなかで、ヒューストン・ロケッツは移籍先として頻繁に名前が挙がっており、ジェイレン・グリーンやジャバリ・スミスJr.、リード・シェパードなど、トレードに使える駒も豊富だ。『The Athletic』によると、デュラント自身は「ヒューストンに非常に関心を持っている」というが、ロケッツ側は若手中心の体制を崩すことに懸念もあるようだ。
ロケッツ以外では、フィラデルフィア・セブンティシクサーズやニューヨーク・ニックス、さらに伸び盛りの若手が揃うスパーズも、トレード市場に参戦することが予想されている。
18年間(実働17年)のキャリアで優勝2回、ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、得点王4回など輝かしい実績を誇るデュラント。すでに引退後の殿堂入りが確実視されるエリートスコアラーは来季、どのチームのユニフォームに袖を通しているのか。
構成●ダンクシュート編集部
「デュラントはサンダーに帰るべき」今夏の去就が注目されるKDへ、ピアースが古巣帰還を推奨「永久欠番になる可能性がある」<DUNKSHOOT>
「俺は普通の36歳じゃない」。18年目もエリートスコアラーであり続けるデュラントのプライド「今も同じようにショットを決め続けている」<DUNKSHOOT>
「新しい経験を欲していた」。デュラントが2016年夏のサンダー退団の背景を告白「他人の思いに基づいて決断を下すことはできなかった」<DUNKSHOOT>
しかし、昨季はプレーオフ1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズに0勝4敗とスウィープ負け。ロスターのバランスを整えて迎えた今季は、36勝46敗(勝率43.9%)でウエスタン・カンファレンス11位タイとポストシーズン進出すら逃す体たらくで、期待を大きく裏切った。
今夏のチーム解体が噂されるなか、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏は、デュラントがオフにサンズから放出されるのはほぼ確実と予想している。
サンズで3年目となった今季のデュラントは、62試合で平均26.6点、6.0リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率52.7%、3ポイント成功率43.0%と個人としては好成績を残した。だが、前述のようにチームの勝利にはつながらず、ヘッドコーチのマイク・ブーデンホルザーはわずか1年で解任された。
ウィンドホースト氏は『ESPN』の番組『NBA Today』出演時に「ケビン・デュラントのサンズ残留は98%ないと思っている」との見解を示した。
ただ一方で、「トレードがどのように実現するかは未知数だ。興味を示すチームはいくつもあるだろうが、その中には1年契約で獲得するか、それとも延長契約を視野に入れて獲得するかの判断が分かれるはずだ。おそらく、彼自身は延長契約を望んでいるだろう」とサンズ退団は確実としても、移籍先が読めないと語っていた。
現在36歳のデュラントは依然としてNBA有数のスコアラーであり、優勝を狙うチームにとっては魅力的な人材だ。ただし、現行の契約は残り1年となっており、延長契約について懸念するチームもあるかもしれない。
同じく『ESPN』のシャムズ・シャラニア氏は、サンズとデュラント、そして彼のビジネスパートナーであるリッチ・クライマンが「次の移籍先を共に探っている」と報じている。
そのなかで、ヒューストン・ロケッツは移籍先として頻繁に名前が挙がっており、ジェイレン・グリーンやジャバリ・スミスJr.、リード・シェパードなど、トレードに使える駒も豊富だ。『The Athletic』によると、デュラント自身は「ヒューストンに非常に関心を持っている」というが、ロケッツ側は若手中心の体制を崩すことに懸念もあるようだ。
ロケッツ以外では、フィラデルフィア・セブンティシクサーズやニューヨーク・ニックス、さらに伸び盛りの若手が揃うスパーズも、トレード市場に参戦することが予想されている。
18年間(実働17年)のキャリアで優勝2回、ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、得点王4回など輝かしい実績を誇るデュラント。すでに引退後の殿堂入りが確実視されるエリートスコアラーは来季、どのチームのユニフォームに袖を通しているのか。
構成●ダンクシュート編集部
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