インディアナ・ペイサーズとオクラホマシティ・サンダーによる今年のNBAファイナルは、第5戦を終えてサンダーが3勝2敗で優勝に王手をかけた。運命の第6戦は現地時間6月19日(日本時間20日)に行なわれるが、ペイサーズの主軸タイリース・ハリバートンのトラッシュトークを巡り、議論が巻き起こっている。
今季50勝32敗でイーストの第4シードを獲得したペイサーズは、プレーオフ1回戦でミルウォーキー・バックス、カンファレンス準決勝でクリーブランド・キャバリアーズ、カンファレンス決勝でニューヨーク・ニックスを撃破。2000年以来となるNBAファイナル進出を果たした。
サンダーとのファイナルは第1戦、第3戦で勝利して先手を握るも、第4、5戦と連敗を喫して崖っぷちに立たされている。渦中にいるのが、25歳の司令塔ハリバートンだ。
ハリバートンはファイナル5試合で平均15.0点、6.2リバウンド、7.2アシスト、フィールドゴール成功率45.3%、ターンオーバー4.0本。これまでのシリーズと比較すると、多くの部門で数字を落としている。
そんななか、元NBA選手でキャリア最終年にペイサーズでプレーしたこともあるティム・ハーダウェイは、『Bleav Network』に出演した際、ハリバートンが都合の良い時だけトラッシュトークを仕掛けることに苦言を呈した。
「ハリバートンに関して好きではない部分がある。私はコート上ではよく喋る男だった。負けていても、勝っていてもね。でも、勝っている時だけ相手を挑発したり、侮辱することはできない。そういうヤツは嫌われるんだ。(トラッシュトークは)負けた時にもするからこそ意味があるのさ。チャック・パーソン(元ペイサーズほか)やレジー・ミラー(元ペイサーズ)は生粋のトラッシュトーカーだった。コーチとしてのラリー・バード(元ボストン・セルティックス)も凄かった」
ハーダウェイとハリバートンの間には因縁がある。今年1月のデトロイト・ピストンズ戦でハリバートンらが相手選手と口論になったことを受け、「ハリバートンをぶちのめしたい。アイツはくだらないことを言う。自分がすべてだと思っているんだ」と批判し、ハリバートンもXで反撃していた。
元NBA選手のケニョン・マーティン(元デンバー・ナゲッツ)はギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、ハリバートンの一連のやりとりについて「今の世代は昔に比べてよりセンシティブなんだ。スキルもあるし、才能もある。それは間違いない。でも、パーソナルな部分が問題になる」と見解を述べた。
今年4月、米スポーツ専門メディア『The Athletic』で公開された今季のNBAに関する選手投票(全30チームの計158人にアンケート)において、"最も過大評価されている選手"でトップの得票率(14.4%)となり、大きな反響を呼んだハリバートン。
ネガティブな目を跳ねのけるためには、まずはファイナルを制してリーグタイトルを手にしたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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サンダーとのファイナルは第1戦、第3戦で勝利して先手を握るも、第4、5戦と連敗を喫して崖っぷちに立たされている。渦中にいるのが、25歳の司令塔ハリバートンだ。
ハリバートンはファイナル5試合で平均15.0点、6.2リバウンド、7.2アシスト、フィールドゴール成功率45.3%、ターンオーバー4.0本。これまでのシリーズと比較すると、多くの部門で数字を落としている。
そんななか、元NBA選手でキャリア最終年にペイサーズでプレーしたこともあるティム・ハーダウェイは、『Bleav Network』に出演した際、ハリバートンが都合の良い時だけトラッシュトークを仕掛けることに苦言を呈した。
「ハリバートンに関して好きではない部分がある。私はコート上ではよく喋る男だった。負けていても、勝っていてもね。でも、勝っている時だけ相手を挑発したり、侮辱することはできない。そういうヤツは嫌われるんだ。(トラッシュトークは)負けた時にもするからこそ意味があるのさ。チャック・パーソン(元ペイサーズほか)やレジー・ミラー(元ペイサーズ)は生粋のトラッシュトーカーだった。コーチとしてのラリー・バード(元ボストン・セルティックス)も凄かった」
ハーダウェイとハリバートンの間には因縁がある。今年1月のデトロイト・ピストンズ戦でハリバートンらが相手選手と口論になったことを受け、「ハリバートンをぶちのめしたい。アイツはくだらないことを言う。自分がすべてだと思っているんだ」と批判し、ハリバートンもXで反撃していた。
元NBA選手のケニョン・マーティン(元デンバー・ナゲッツ)はギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、ハリバートンの一連のやりとりについて「今の世代は昔に比べてよりセンシティブなんだ。スキルもあるし、才能もある。それは間違いない。でも、パーソナルな部分が問題になる」と見解を述べた。
今年4月、米スポーツ専門メディア『The Athletic』で公開された今季のNBAに関する選手投票(全30チームの計158人にアンケート)において、"最も過大評価されている選手"でトップの得票率(14.4%)となり、大きな反響を呼んだハリバートン。
ネガティブな目を跳ねのけるためには、まずはファイナルを制してリーグタイトルを手にしたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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