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NBA

八村塁が3試合ぶりの2桁得点!ウィザーズも戦術が功奏し、最大18点のビハインドをひっくり返して大逆転勝利!

秋山裕之

2020.03.11

この日もコートを縦横無尽に暴れ回ったビールは、今季11度目の40得点超え。(C)Getty Images

この日もコートを縦横無尽に暴れ回ったビールは、今季11度目の40得点超え。(C)Getty Images

 巻き返しを図りたいウィザーズだったが、後半に入ってもニックス優位のゲーム展開は変わらず。第3クォーター序盤には、この日最大となる18点ビハインドを背負ってしまう。

 しかし残り8分にブライアントがジャンパーを沈め、その40秒後には八村が右ローポストでボールを受け取り、ジュリアス・ランドルを弾き飛ばして豪快なワンハンドダンクをお見舞い。差が14点に縮まったところで、ニックスがタイムアウトを要求する。

 流れを切りたいニックスだったが、ウィザーズの勢いは止まらず。今度はダービス・ベルターンスの鋭いパスからビールがファウルをもらいながらダンクを叩き込むと、さらにシャバズ・ネイピアーらが加点し、87-87と同点に追いつき最終クォーターへ突入した。
 
 大逆転でのプレーオフ進出を狙うウィザーズにとって、何としてでも勝っておきたいこの試合。ミッチェル・ロビンソンのダンクでニックスに先制されるも、直後にベルターンスが3ポイントを沈めてすぐさま逆転。攻守両面で良い働きを見せたモリッツ・ヴァグナー、ビールがベンチにいる時間帯に効果的にショットを決めたネイピアーらの活躍で徐々に点差を拡大すると、残り5分53秒にはトロイ・ブラウンJr.が長距離砲を突き刺し、リードは2桁まで広がった。

 ニックスも必死に追いすがったものの、残り1分23秒にブラウンJr.がこの日2本目の3ポイントを沈めて勝負あり。122-115でニックスを下し、ウィザーズが今季24勝目(40敗)を手にした。

 後半だけで奪った27得点を含め、ビールがゲームハイの40得点、7アシスト、3スティールと大暴れ。ネイピアーが21得点、6アシスト、3スティール、ブライアントは14得点、9リバウンド、ベルターンスが11得点、ヴァグナーも10得点をあげエースをサポートした。

 八村は28分35秒のプレータイムで12得点、7リバウンド、2アシスト、2ブロック。FG成功率66.7%(4/6)、3ポイントは1本放ってミス、フリースローは4/4を記録し、3試合ぶりに2桁得点をマークした。
 
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