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NBA

76ersの「歴代ベスト5」を選定!MVP経験者4人の豪華布陣が完成。現役選手の入る余地は……

杉浦大介

2020.06.28

【スモールフォワード】
ジュリアス・アービング 

1950年2月22日生。201cm・95kg。
在籍期間:11シーズン(1976~87年)
成績:836試合、平均22.0点、6.7リバウンド、3.9アシスト

 アービングは76ersに属した11シーズンのすべてでオールスターに出場し、チームを毎年プレーオフに導いた。芸術品と呼ばれたダンクはもちろん、そんな安定した実績も彼の価値を物語る。当時のライバルリーグABAからNBAに移ってからもハイレベルなプレーを続け、1983年にはモーゼス・マローンとともにプレーオフ通算12勝1敗という圧倒的な成績で優勝に大きく貢献した。

 通算得点とアシストはチーム史上4位、リバウンド7位、スティール3位、ブロックは1位。オールラウンドなスタッツが示す通り、“ドクターJ”こそがチーム史上最高の選手ではないかという声も少なからず存在する。その長年にわたる功績が讃えられ、引退を宣言して迎えたラストシーズンではフィラデルフィア以外の街でも大歓声を浴びたというエピソードは有名だ。
 
【パワーフォワード】
チャールズ・バークレー

1963年2月20日生。198cm・114kg。
在籍期間:8シーズン(1984~92年)
成績:610試合、平均23.3点、11.6リバウンド、3.7アシスト

 ビッグネーム揃いの76ersのベスト5の中で、最も難しいのはPFの選定ではないか。後述するセンターには外せないレジェンドがいるだけに、センターとしてはサイズ不足だったモーゼス・マローンをここに組み入れる選者もいるだろう。また、1977~84年に8年連続でオールディフェンシブ1stチーム入りを果たしたボビー・ジョーンズや、50~60年代の主砲ドルフ・シェイズを買う人もいるかもしれない。

 ただ、ここでは在籍中の支配力とインパクトの大きさを評価し、やはりバークレーを選びたい。アービング、マローンといった大御所に囲まれて経験を積んだ“サー・チャールズ”は、エースとして期待通りに成長し、92年にチームを去るまで6年連続オールスター出場、91年の大会ではMVPに輝いた。その爆発的なリバウンド力はアンダーサイズのPFとしては規格外で、87年には平均14.6本でタイトルを獲得している。最終的にはフロントに不満を抱え、トレード志願した上でサンズに移籍したが、それでもフィラデルフィアでは英雄視されているという事実がその存在の大きさを示している。
 

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