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NBA

バックスの「歴代ベスト5」を選定!2人の新旧MVPと実力派ガード3人が並ぶ魅力的な布陣に

杉浦大介

2020.07.24

【シューティングガード/ポイントガード】
シドニー・モンクリーフ

1957年9月21日生。191cm・82kg
在籍期間:10シーズン(1979~89年)
成績:695試合、平均16.7点、5.0リバウンド、3.9アシスト

 バックスに10シーズン在籍し、オールスター選出5回、1983、84年には2年連続で最優秀守備選手賞に選ばれるなど、攻守万能のコンボガードとして鳴らした。とりわけディフェンダーとしての力量は高く評価され、マイケル・ジョーダンすらも彼を相手にすることを好まなかったと伝えられたほど。

 もちろん攻撃力も備えており、球団通算得点は歴代3位の1万1594点を誇る。バックスでプレーしたすべてのシーズンでチームをプレーオフに導き、カンファレンス・ファイナルに進むこと3回。その実績を考えても、フランチャイズ史上最も過小評価されている選手の1人と言っていいだろう。
 
【シューティングガード】
レイ・アレン

1975年7月20日生。196cm・93kg
在籍期間:7シーズン(1996~2003年)
成績:494試合、平均19.6点、4.6リバウンド、3.8アシスト

 マーキス・ジョンソン、グレン・ロビンソン、ビン・ベイカーといったフォワードの選手たちを入れるべきかと頭を悩ませたが、やはり歴史に残る名シューターを外すわけにはいかない。ここはスリーガードを許していただく形で、バックスで6年半を過ごしたアレンを選出した。

 入団当初はその身体能力でも高い評価を得ていたアレンは、ファーストブレイク時のフィニッシュにも見応えがあった。それとともに天性のロングジャンパーにも磨きをかけ、まだ3ポイント偏重ではなかった時代のNBAで好シューターの代名詞的な存在として台頭。最後はアレン・アイバーソン率いるフィラデルフィア・76ersに屈したものの、ファイナル進出まであと一歩に迫った2000-01シーズンの働きは特に印象的だった。

 アレンの平均得点が最も高かったのは2003~07年に在籍したシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)時代のこと。また、優勝を果たしたのはセルティックス、マイアミ・ヒートに移籍してからだったため、印象としてはその頃の方が鮮烈というファンは多いかもしれない。実際に、より完成された形でチームに貢献したのはキャリア後半だっただろう。それでも、身体能力とシュート力がハイレベルで融合されたバックス時代のアレンのプレーには、実に見応えがあったのは紛れもない事実である。
 

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