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NBA

バックスの「歴代ベスト5」を選定!2人の新旧MVPと実力派ガード3人が並ぶ魅力的な布陣に

杉浦大介

2020.07.24

バックスではジャバー(左)以来のMVP受賞者となったアデトクンボ(右)。今後の目標は1971年以来のリーグ制覇だ。(C)Getty Images

バックスではジャバー(左)以来のMVP受賞者となったアデトクンボ(右)。今後の目標は1971年以来のリーグ制覇だ。(C)Getty Images

【パワーフォワード】
ヤニス・アデトクンボ

1994年12月6日生。211cm・110kg
在籍期間:7シーズン(2013~)
成績:522試合、平均20.0点、8.9リバウンド、4.3アシスト

 入団時には無名の存在だった怪童は、世界中を驚愕させる勢いでスーパースターの階段を上ってきた。常軌を逸した身体能力と、パワー、スピードは驚異そのもの。今季は自己最高級のシーズンを過ごし、2年連続でのシーズンMVP獲得も濃厚だ。それでも依然として完成にたどり着いた印象はなく、この男の最終形がどんな姿なのかを想像することはまだできそうにない。

 “グリーク・フリーク”にとって残された仕事は、バックスを再び頂点に導くこと。2年連続でトップシードを獲得して迎える今季のプレーオフはまさに大勝負。ここで初の栄冠を勝ち取れば、現役最高の選手として誰もが認める存在になるはずだ。

 まだ25歳。アデトクンボの行手には無人の荒野が広がっている。そのキャリアを終える頃、“バックス史上最高の選手”のみならず、“歴史的なNBAプレーヤー”の1人になっていても決しておかしくないだろう。
 
【センター】
カリーム・アブドゥル・ジャバー

1947年4月16日生。218cm・102kg
在籍期間:6シーズン(1969~75年)
成績:467試合、平均30.4点、15.3リバウンド、4.3アシスト

 将来的にアデトクンボが追い抜く可能性があるにしても、現時点でバックス史上最高のプレーヤーが誰なのかに議論の余地はない。1969年にドラフト全体1位でバックス入りしたルー・アルシンダーは、1年目に文句なしで新人王に輝くと、計6シーズンにわたって大黒柱として君臨。2年目にはリーグ得点王、シーズンMVP、ファイナルMVPを総なめにする働きで、創設3年目のチームに初優勝をもたらした。

 その年のオフ、カリーム・アブドゥル・ジャバーへと改名して以降も活躍は続き、バックスではMVP3度、オールスターには全6シーズンで選ばれた。75年にロサンゼルス・レイカーズに移籍し、そこで5度の優勝を成し遂げた印象がどうしても強烈に刻まれているが、ジャバーがミルウォーキーで残したレガシーが偉大なものだったことは疑いようもない。その栄誉を讃えられ、引退から4年後の1993年にバックス時代の背番号33はチームの永久欠番となっている。

文●杉浦大介

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