【シューティングガード】
クライド・ドレクスラー
1962年6月22日生。201cm・101kg
在籍期間:11シーズン半(1983~95年)
成績:867試合、平均20.8点、6.2リバウンド、5.7アシスト
球団創設期のスターだったジョフ・ペトリー、ポートランドのファンに強烈な印象を残したビリー・レイ・ベイツ、そして2000年代後半にエースとして活躍したブランドン・ロイ。ブレイザーズには優れたシューティングガードが何人もいたが、みな短命に終わっている。
しかしドレクスラーは違う。11シーズン半の在籍で8度オールスターに出場したほか、初代ドリームチーム入りも果たし、通算1万8040点をはじめとして数多くの球団記録も保持。1983年のドラフト指名は14位と、当初の評価はそれほど高くなかったが、1986-87シーズンからは6年連続で平均20点以上を稼ぎ出している。
名前をもじってつけられた“グライド”のニックネーム通り、空中を滑空するように叩き込むダンクは実に華麗だった。1990、92年のファイナル進出時もエースとして活躍したが、いずれも敗れアイザイア・トーマス(デトロイト・ピストンズ)とジョーダンの引き立て役に。ブレイザーズではリーグ制覇を経験できなかったものの、1995年に故郷ヒューストンに戻り、ロケッツの一員として優勝を味わっている。
【スモールフォワード】
ラシード・ウォーレス
1974年9月17日生。208cm・102kg
在籍期間:7シーズン半(1996~2004年)
成績:544試合、平均16.8点、7.0リバウンド、2.0アシスト
1990、92年のファイナル進出時にも、ジェローム・カーシーやクリフ・ロビンソンといった優秀なスモールフォワードがいたが、オールタイムの5人に選ぶには少し物足りない。また“ジェイルブレイザーズ”のメンバーも1人は入れたいと考え、本来はパワーフォワードのウォーレスをこのポジションに回した。
異常にキレやすい性格で、テクニカルファウルを食らうこと317回。これはカール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、チャールズ・バークレー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)に次ぐ歴代3位の個数で、1位でないのが意外なくらいだろう。ただ退場26回は3人のなかで群を抜いて多く、また2000-01シーズンだけでテクニカルファウル41回と“内容”は実に濃い。アルビダス・サボニスの顔にタオルを投げつけた事件もあった。
当たり前だがそればかりの選手ではなく、イン&アウトの両方で得点でき、ド派手なアリウープでローズ・ガーデンの観客を沸かせたこともしばしば。イメージとは違いプレースタイルは自己中心的ではなく、長い腕を生かしたブロックを得意とし、どんなビッグマンでも1対1で守れるほどの有能なディフェンダーでもあった。
クライド・ドレクスラー
1962年6月22日生。201cm・101kg
在籍期間:11シーズン半(1983~95年)
成績:867試合、平均20.8点、6.2リバウンド、5.7アシスト
球団創設期のスターだったジョフ・ペトリー、ポートランドのファンに強烈な印象を残したビリー・レイ・ベイツ、そして2000年代後半にエースとして活躍したブランドン・ロイ。ブレイザーズには優れたシューティングガードが何人もいたが、みな短命に終わっている。
しかしドレクスラーは違う。11シーズン半の在籍で8度オールスターに出場したほか、初代ドリームチーム入りも果たし、通算1万8040点をはじめとして数多くの球団記録も保持。1983年のドラフト指名は14位と、当初の評価はそれほど高くなかったが、1986-87シーズンからは6年連続で平均20点以上を稼ぎ出している。
名前をもじってつけられた“グライド”のニックネーム通り、空中を滑空するように叩き込むダンクは実に華麗だった。1990、92年のファイナル進出時もエースとして活躍したが、いずれも敗れアイザイア・トーマス(デトロイト・ピストンズ)とジョーダンの引き立て役に。ブレイザーズではリーグ制覇を経験できなかったものの、1995年に故郷ヒューストンに戻り、ロケッツの一員として優勝を味わっている。
【スモールフォワード】
ラシード・ウォーレス
1974年9月17日生。208cm・102kg
在籍期間:7シーズン半(1996~2004年)
成績:544試合、平均16.8点、7.0リバウンド、2.0アシスト
1990、92年のファイナル進出時にも、ジェローム・カーシーやクリフ・ロビンソンといった優秀なスモールフォワードがいたが、オールタイムの5人に選ぶには少し物足りない。また“ジェイルブレイザーズ”のメンバーも1人は入れたいと考え、本来はパワーフォワードのウォーレスをこのポジションに回した。
異常にキレやすい性格で、テクニカルファウルを食らうこと317回。これはカール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、チャールズ・バークレー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)に次ぐ歴代3位の個数で、1位でないのが意外なくらいだろう。ただ退場26回は3人のなかで群を抜いて多く、また2000-01シーズンだけでテクニカルファウル41回と“内容”は実に濃い。アルビダス・サボニスの顔にタオルを投げつけた事件もあった。
当たり前だがそればかりの選手ではなく、イン&アウトの両方で得点でき、ド派手なアリウープでローズ・ガーデンの観客を沸かせたこともしばしば。イメージとは違いプレースタイルは自己中心的ではなく、長い腕を生かしたブロックを得意とし、どんなビッグマンでも1対1で守れるほどの有能なディフェンダーでもあった。