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NBA

コロナがなければ…欧州に戻ったドラガン・ベンダーの課題を元同僚が証言「練習と試合で別人」〈DUNKSHOOT〉

小川由紀子

2021.02.22

 ベンダーはいわゆる“少年時代はポイントガードだったが、身長が伸びるのに応じて5番(センター)まで経験して育った”という選手で、パスワークでゲームメークもできるビッグマンを自らの理想像としていたのだ。

 2016-17シーズンの開幕戦、サクラメント・キングスとの試合に約12分出場すると、ベンダーは2本の3ポイントを含む10得点に2リバウンドと、初陣としては及第点のパフォーマンスを見せた。その後もベンチ要員としてプレータイムを重ね、12月のヒューストン・ロケッツ戦では初のダブルダブル(11得点、13リバウンド)を記録。地道にルーキーとして経験を積んでいたが、2月に右足首の手術を受けてからは長期間の離脱を強いられ、自身も「自分にとっては2年目が本当のルーキーイヤー」と語ったように、翌シーズンに期待を残す形で初年度を終えた。
 
 2年目は、1月にマーキーズ・クリス(現ウォリアーズ)が腰のケガで欠場したのを機に、スターターに定着。平均25分のプレータイムで6.5点、4.4リバウンドと数字を倍に伸ばしたが“216cmのサイズながら敏捷性があり、バスケットボールIQが高く、パッシングゲームも得意。外からのシュートも打てて、攻守両面で求められる能力を備えている”という机上での評価を、コートの上では十分に証明できずにいた。

 4年目のルーキーオプションが行使されるか、フリーエージェント(FA)となるかを見極める重要な3年目を迎えるにあたり、ベンダーはオフになった直後から翌シーズンへの準備を始め、競り負けない体を作るべく体重も約10キロ増量。「3年目はよりアグレッシブになって、このシステムのなかで自分に最も適した役割は何かを見つける」と意気込んでいたが、オフシーズンに納得させられるパフォーマンスを発揮できなかったこともあり、3年目を終えてサンズとの契約は終了することになった。

 ベンダーの課題は、練習中にはできるプレーが、試合本番では出せないこと。サンズでチームメイトだったライアン・アンダーソンは当時、練習でベンダーが見せる実力をみなが評価していたと語っている。
 
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