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NBA

コロナがなければ…欧州に戻ったドラガン・ベンダーの課題を元同僚が証言「練習と試合で別人」〈DUNKSHOOT〉

小川由紀子

2021.02.22

「彼に必要なのは、とにかく自分への絶対的な自信だ。俺たちは彼を信じている。彼に言っているんだよ。『お前がシュートを打つ時、俺たちは全員“絶対入る”と思っているんだぞ』ってね」

「彼はコートの中でも外でも年齢以上に成熟していて、練習の時はもの凄く知的だ。だけど、実戦となると途端に自信がなくなる。実際、試合は練習とはまったく別物で、自分もそこを乗り越える経験をしたからわかるが、彼の表情からもそれが伺える。“10本打ったシュートをすべて外しても11本目は入る”と信じることができるのは、自分のキャリアにおいて、みんなが俺にそう言い続けてきてくれたから。そして自分自身がその自信を持つことができれば、仲間は11本目のシュートを打たせてくれるんだ」
 
 ベンダーがデビューした年から、サンズでは毎年ヘッドコーチ(HC)が交代。彼の将来性を買ってドラフト指名を決めたゼネラルマネジャーのライアン・マクドノーも、ベンダーの4年目のオプションを決定する直前に解任されるなど、環境面でも逆風が吹いていた。

 翌2019-20シーズン、センター要員として迎えられたミルウォーキー・バックスでは、ブルック&ロビンのロペス兄弟がいたこともありわずか7試合で計91分の出場。2月にはマービン・ウィリアムズをシャーロット・ホーネッツから迎えるため、ロースター枠を空ける関係で解雇された。将来性は評価されていたが、この時のバックスにとっては、経済的な事情もあって将来性よりも即戦力を選んだ、というのが当時の見解だった。

 しかし直後にウォリアーズとの10日間契約にこぎつけると、先発した古巣のサンズ戦で3ポイント3本を沈めて勝利に貢献するなど、短期間で結果を出し契約更新をゲット。そして3月、NBAが中断された頃は2度目の10日間契約の真っ最中で、中断前最後のゲームとなった3月10日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では、25分のプレータイムでキャリアハイに並ぶ23得点に7リバウンドと奮闘していた。
 
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