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NBA

ハーデンを筆頭に好ガード揃い!アリゾナ州大の歴代ベストメンバーを選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.12.10

【シューティングガード】
バイロン・スコット

1961年3月28日生。191cm・88kg
カレッジ成績:90試合、平均17.5点、4.0リバウンド、3.1アシスト
NBA成績:1073試合、平均14.1点、2.8リバウンド、2.5アシスト

 ユタ州生まれ、ロサンゼルス近郊のイングルウッド育ちで、大学ではリーバーの1年後輩。3シーズンでの通算1572得点は当時の学校記録だった。

 83年のドラフト4位でサンディエゴ(現ロサンゼルス)・クリッパーズに指名され、開幕直前に自宅すぐ近くにホームコートがあったロサンゼルス・レイカーズへ移籍。ほどなく先発SGに定着し、2年目は3ポイント成功率43.3%でリーグ1位に立っている。スーパースターではなくとも、“ショータイム・レイカーズ”における貴重なウイングとして活躍し、87-88シーズンに自己ベストの平均21.7点をあげるなど、3度の優勝に大きく貢献した。

 レイカーズではマジック・ジョンソンと仲が良く、大親友マイケル・クーパーと合わせて“三銃士”と呼ばれていた。引退後は指導者となり、2002、03年にはニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツのヘッドコーチとして2年連続カンファレンス制覇を果たすも、02年は古巣レイカーズにスウィープを食らった。その後もレイカーズを含め計4球団で指揮を執っている。
 
【スモールフォワード】
ジェームズ・ハーデン

1989年8月26日生。196cm・100kg
カレッジ成績:69試合、平均19.0点、5.4リバウンド、3.7アシスト
NBA成績:902試合、平均25.0点、5.5リバウンド、6.6アシスト

 本来のポジションであるガードは好選手が多いため、フィジカルと万能性に長けたハーデンをSFへスライドした。大学時代も平均19.0点をあげてはいたが、どちらかと言えば2年連続でカンファレンス最多スティールを記録した守備力、そして「極めてアンセルフィッシュ」なプレースタイルが評価されていた。

 2009年ドラフト3位でオクラホマシティ・サンダーに入団すると、11-12シーズンはシックスマン賞を受賞。翌シーズンの開幕直前にヒューストン・ロケッツへ移籍してからは先発に定着し、一挙に平均得点を25点以上へ上昇させた。ひげが伸びるのに合わせて得点も増え、必殺のステップバックジャンパー、そしてフリースロー獲得術も磨き、18年から3年連続でリーグ得点王。特に18-19シーズンの36.1点は、88年以降の34年間ではトップの数字である。

 16-17シーズンはアシスト王、17-18シーズンはMVPにもなったが、いつの間にか手を抜くようになった守備、そしてプレーオフで結果を出せない点などが非難の対象に。昨季途中から加入したネッツではチャンピオンのみをターゲットに据えている。
 
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