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NBA

ハーデンを筆頭に好ガード揃い!アリゾナ州大の歴代ベストメンバーを選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.12.10

【シックスマン】
ジョー・コールドウェル

1941年11月1日生。196cm・88kg
カレッジ成績:83試合、平均18.3点、11.2リバウンド
NBA成績:468試合、平均15.2点、5.1リバウンド、2.7アシスト

 アリゾナ州大から初めてドラフト1巡目指名され、なおかつ今に至るまで最上位で指名されたのがコールドウェル。大学での3年間(当時は1年生は出場できなかった)、毎年NCAAトーナメントに出場し、4年時には平均21.8点を記録。64年にドラフト2位の高評価でデトロイト・ピストンズに指名され、デビュー前にアメリカ代表として東京五輪に出場、金メダルを手にしている。
 
 ポジションはSG兼SF。“ジャンピン・ジョー”と言われた跳躍力を武器としたスタイルで、1年目にオールルーキー1stチームに選ばれ、アトランタ・ホークス時代の69、70年は2年連続でオールスターに選出された。

 71年にはライバルリーグであるABAのカロライナ・クーガーズへ移籍して、さらに2度の球宴出場を果たしたが、球団フロントと衝突して出場停止処分を下され、そのまま引退に追い込まれる。その点を不服として裁判に訴え、20年以上戦った末に勝訴した。その才能は、孫にあたる現役のマービン・バグリー三世(サクラメント・キングス)に受け継がれている。

 なお、現役のアリゾナ州大出身者では、ハーデンのほかにサンダーのルージェンツ・ドート、今年のドラフト24位でロケッツに入団したジョシュ・クリストファーの2人がいる。

文●出野哲也
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